まず、尖った形をしているにもかかわらず、少しの力を加えるだけで、ボールのように滑らかに、しかもまっすぐに転がります。
そして平面を転がる際、オロイドの重心は蛇行運動します。
通常、ボールや円柱が転がるときには、その重心は変化せず、進行方向に向かって直線運動しています。

しかし転がるオロイドの重心は一定ではありません。転がりながら左右に絶えず変化するのです。
またオロイドが平坦な地面を転がるとき、オロイドの全ての表面が地面(転がる平面)に触れるという特徴があります。
下の動画では、その様子が視覚的に再現されています。
それゆえ、オロイドが接した面を塗りつぶしていけば、簡単にオロイドの展開図がつくれます。
実際にネット上では、オロイドの展開図がいくつもシェアされているほど。

紙に印刷して切り取り、組み立てるなら、簡単にオロイドを再現できるでしょう。
思考力を刺激する不思議なおもちゃとして、子供に組み立ててもらえるかもしれませんね。
もちろん、大人にとってもオロイドは魅力的なオブジェクトです。

例えばマターコレクション社が生産しているオロイドは手のひらサイズであり、アルミニウム合金、ステンレス銅、真ちゅうなどで作られています。