大きくなったライトデューティー系ランドクルーザー”250”シリーズ
ランドクルーザー250のエクステリアは、歴代ランクルが培ってきたキャビンバックワードプロポーションに、現代的デザインが融合した機能美が特徴です。
オフロード走行時の破損リスクを考慮して高くやや中央に寄せたランプ配置や、コーナー部のみ交換可能な分割式バンパー、岩などとの干渉を避けるため削り取られたサイドドアパネルやフロント/リアバンパー下部、オフロードでも路面が見下ろしやすいように一段低くクランクさせた水平基調のベルトラインなど、すべては機能を追求したものです。
ラダーフレームをベースにとしたGA-Fプラットフォームに、ハイマウント式ダブルウィッシュボーン(フロント)とトレーリングリンク車軸式(リヤ)という足まわりの構成は “300”シリーズと同様です。
ボディサイズは、全長4,925mm×全幅1,980mm×全高1,940~1,980mmとなっています。
インテリアは、悪路でも車両姿勢を掴みやすい水平基調でデザインされています。
高さを抑えたインストルメントパネルが、乗員への圧迫感を軽減。スイッチ類は集中配置を実現しながら形状と操作方法を機能ごとに変えて、オフロードなど苛酷な環境下においても、より運転に集中しやすいレイアウトとされました。
ランドクルーザー初となる電動パワーステアリング(EPS)は、オフロードでのキックバック低減に加えて、路面状況を問わない扱いやすさを実現しています。
直列4気筒エンジンは軽さを優先した結果?
パワートレインは、最高出力150kW(204PS)、最大トルク500Nmをそれぞれ発生する2.8L 直列4気筒ディーゼルターボエンジン+8速ATをメインに、中間グレードのVXにのみ最高出力120kW(163PS)、最大トルク246Nmを発生する2.7L直列4気筒ガソリンエンジン+6速ATを用意。
駆動方式は、全車センターデフにトルセンLSDを採用するフルタイム4WDです。
走行性能を向上させるデバイスとして、電動パワーステアリングに加えて、スイッチ操作でフロントスタビライザーのロック/フリーを切り替えることができるSDM(スタビライザー・ウィズ・ディスコネクション・メカニズム)を搭載します。
駆動力、ブレーキの制御をそれぞれ最適化して走行支援を行うマルチテレインセレクトは、6つのモードでオフロード走行時の走破性をアップ。
マルチレテインセレクト作動中は、車両周囲の状況を確認できるをマルチレテインモニターが作動します。
安全装備は、機能向上した最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」を全車に標準装備。さらに高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の機能のひとつであるアドバンストドライブ(渋滞時支援)を設定するなど充実しています。