よく、「年を取ると頭が悪くなる」みたいな意見が多いが、その起点は体力の衰えであることが多い。運動不足で体力が衰え、それにより行動が減ったり学習や仕事のパフォーマンスが落ち、使わなくなった脳機能が衰えるので「年を取ると頭が悪くなる」と感じてしまう。つまり、最初の体力の衰えを防止すればこの悪循環を防ぐことができるのだ。
運動をすれば中高年からも若返り効果筆者は元々、運動嫌いで読書やゲームが好きなインドア派だった。転機が訪れたのはコロナ禍で体重増加したことである。健康診断でも悪い評価を下されてしまい、このままでは本当にまずい!と感じて本格的に運動習慣を取り入れた。現在は毎日、人生で最もたくさん運動をしている。
その結果、体力が増加して長時間の仕事にも耐えられるようになった。また、これまで旅行へ行くと夕方には疲労困憊してへばっていたのだが、運動をやりだして寝る直前まで丸一日、体力がしっかり残って疲れなくなったと感じる。やはり運動を毎日することの効果は計り知れないと肌感覚でわかる。
運動をするとエンドルフィンやセロトニンといった脳内ホルモンが分泌され、気分が前向きになり、ストレスも軽減される。通勤経路をウォーキングしたり、短時間でも筋力トレーニングを継続するだけでも、体と心を活性化させることができるのだ。
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誰しも年を取る。実年齢の時計の針を止めることはできないが、運動をすることで肉体年齢の時間の経過を遅くすることは可能だ。我々の肉体は縄文時代から大きく変化しないのに、運動量や食事の内容は大きく変化した。縄文時代ほどは無理でも、毎日少しでも運動を取り入れることが最高のアンチエイジングになる。
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