図5が主要国の人口の推移です。

2022年にインドが中国を抜いていて、人口世界1位の国になっています。

インド、中国に続いて、アメリカ、インドネシア、ブラジルと続きます。

日本は横ばい傾向が続いていてブラジルと大きく差が開いていますが、1980年の時点ではほぼ同じ人口規模だったようです。

中国とインドが含まれると他国の状況がわかりにくいので、この2国を抜いたグラフも見てみましょう。

図6 人口(中国、インド以外の主要国) IMF World Economic Outlook Databaseより

図6が中国、インド以外の主要国の人口推移です。

アメリカ以外にも、ブラジル、インドネシア、カナダの人口が大きく増加している事がわかります。

日本は2007年がピークの1.278億人となりますが、以降は減少傾向に転じていて2023年には1.246億人となっています。16年程で300万人ほど減少している事になります。

ロシアやイタリア、ドイツ、韓国も停滞傾向に見えますね。

イギリス、フランスは少しずつ増えていて、イタリアとの差が拡大している様子がわかります。

7. 人口の国際比較

最後に、2023年時点での世界の人口を国際比較してみましょう。

図7 人口 2023年IMF World Economic Outlook Databaseより

図7が2023年の人口の国際比較です。

インド、中国、アメリカに続いて、インドネシア、パキスタン、ナイジェリア、ブラジル、バングラディシュと続きます。

人口1億人を超えるのが更に、ロシア、メキシコ、日本、フィリピン、エチオピア、エジプト、ベトナム、コンゴです。

日本は1.25億人で、世界で11番目に人口の多い国という事になります。

人口の多い国としてはアジアやアフリカ地域の国が目立ちますね。

インドネシアやパキスタン、ブラジルは購買力平価換算のGDPでも上位に入ってきています。