図3が主要国のGDP(購買力平価換算値)の推移です。

購買力平価換算値だと中国はアメリカを上回り、インドは日本やドイツを上回ります。

各国とも為替レートの変動によるアップダウンが無く、基本的に右肩上がりのスムーズのグラフになるのも特徴的ですね。

また、2023年に日本は為替レート換算値でドイツに抜かれていますが、購買力平価換算値ではドイツを2割近く上回ります。

ロシアやインドネシア、ブラジルはフランスやイギリスを上回っているようです。

基準となるアメリカは為替レート換算値と比べて全く変化しません。

  1. GDPの国際比較 購買力平価換算値

    続いて、購買力平価換算によるGDPの国際比較をしてみましょう。

    図4 GDP 名目 購買力平価換算値 2023年IMF World Economic Outlook Databaseより

    図4が購買力平価換算によるGDPの国際比較です。

    1位中国(32.9兆ドル)、2位アメリカ(27.4兆ドル)、3位インド(13.3兆ドル)、4位日本(6.5兆ドル)、5位ドイツ(5.5兆ドル)です。

    続いて、イギリスやフランスではなく、ロシア、インドネシア、ブラジルが上位に来ていて、トルコやメキシコの水準が高い事も印象的ですね。

    その他にもポーランドやパキスタン、バングラディシュ、ナイジェリア、ベトナム、フィリピンなどが上位に入っています。

    GDP 名目 購買力平価換算値 2023年 単位:ドル 1位 32.9 中国 2位 27.4 アメリカ 3位 13.3 インド 4位 6.5 日本 5位 5.5 ドイツ 6位 5.2 ロシア 7位 4.4 インドネシア 8位 4.1 ブラジル 9位 3.9 イギリス 10位 3.9 フランス 11位 3.6 トルコ 12位 3.3 メキシコ

  2. 主要国の人口

    次に、主要国の人口の推移を見てみましょう。

    図5 人口IMF Economic Outlook Databaseより