ヤツはどうやって腸内まで進んだのか―――。

 インド、ニューデリーのフォルティス病院で、腹痛と消化不良を訴えて来院した23歳の男性の腸内から、生きたゴキブリが発見されるという衝撃的な事件が起こった。

 男性は3日前から腹痛と消化不良に悩まされており、数日前にナイトマーケットで屋台の食べ物を食べたことが原因ではないかと疑っていたという。

 医師たちは男性の症状の原因を突き止めるため、上部消化管内視鏡検査を実施した。この検査は、食道、胃、十二指腸を観察するもので、通常は炎症や潰瘍などを発見するために用いられる。

内視鏡検査で発見された衝撃の光景

 医師たちは、検査中に男性の小腸内で生きたゴキブリを発見し驚愕した。

「過去2~3日間、患者は食事をした後に消化不良と膨満感に悩まされていました。ゴキブリは検査中に偶然発見されました。ゴキブリがどうやって無傷のままでいられたのか、私たちも驚いています」と、シュバム・ヴァティア医師はインドの新聞「インディアン・エクスプレス」に語っている。