目次
スーツのサイズ直しはどこまで可能?【パンツ】
スーツのサイズ直しにかかる料金と期間の目安
スーツのサイズ直しはどこまで可能?【パンツ】
次はパンツのサイズ直しについて説明します。ジャケットは多少の体型の変化であれば直す必要はありませんが、パンツはそうもいきません。お腹周りや裾などサイズが合わなくなったと感じたらサイズ直しを行いましょう。
裾上げ
裾上げのサイズ直しは比較的どのようなお店でも対応しています。裾が短すぎると全体のバランスが悪く、長すぎるとだらしない印象になってしまうため、合っていないと感じたら直すようにしましょう。パンツの裾上げはシングル仕上げとダブル仕上げの2パターンがあります。
シングル仕上げは裾を折り返さずに長さを調整するタイプです。一般的なパンツの裾上げはシングルと考えて良いでしょう。すっきりとしたシルエットでスマートに仕上がります。ダブル仕上げは裾を折り返し長さを調整するタイプで、クラシカルな印象が特徴的です。
ウエスト
ウエストは一番サイズ直しを検討する部分です。もちろんサイズ直しは可能です。ただウエストのサイズを小さくするのと大きくするのでは多少異なる部分があります。サイズを小さくする場合、1サイズ下げる程度が基本と覚えておきましょう。1サイズはだいたい3~4cm小さくするイメージです。
後ろの真ん中部分でウエストを詰めていくため、1サイズ以上下げるとなると後ろの左右のポケットが近くなりすぎてしまいます。後ろから見たときのバランスが悪くなるので、1サイズ以上は3方詰めという方法でサイズ直しを行います。
後ろの真ん中部分と、両脇部分も一緒に詰める方法です。この方法ならだいたい6cmまで詰めることが可能です。これ以上になるとヒップラインやポケットなどの修正も必要となってきます。
ウエストのサイズを大きくする場合、基本的には2~3cmの調整が目安です。ただ縫製の仕様で1cmすら大きくできない場合もあるため、スーツの作りによってはウエスト直しができないということも覚えておきましょう。自分の手のひらが入るくらいのスペースが適正サイズです。
ヒップ
ヒップのサイズ直しも可能です。ただ大きくするのは難しいため、スーツを選ぶ際はヒップを基本にサイズを選び、ウエストを修正していくと良いです。特に筋肉質なスポーツ選手の場合は、ヒップを中心にパンツを選ぶのがおすすめです。
ヒップは3~4cmであれば小さくできます。ただポケットの位置は変えられないので、あまりにも見栄えが悪くなるのであれば買い替えた方が良いでしょう。
太もも
太もものサイズ直しも行えます。太ももは小さいと動きづらく、ゆとりがありすぎるとダボっとしただらしない着こなしになってしまいます。目安としてはパンツを履き、立った状態で太もも裏の生地をつまんでみましょう。
軽くつまめる程度生地に余裕があれば大丈夫です。太もものサイズ調整はパンツ全体の印象も左右するので、裾丈のバランスを見ながら調整するのがおすすめです。
スーツのサイズ直しにかかる料金と期間の目安
ではサイズ直しにはどのくらいの金額と期間を必要とするのでしょうか。ある程度の目安が分かっていればサイズ直しをお願いしやすく、使いたいときに間に合わなかったというトラブルを防げます。金額は店舗によって異なるため、予め確認しておくと良いでしょう。
ジャケットのサイズ直しの場合
袖丈 | 2,750円~ |
着丈 | 4,500円~ |
脇 | 5,500円~ |
ジャケットのサイズ直しの料金目安です。あくまでも目安なので、サイズ直しをお願いする前に見積もりを出してもらうと良いでしょう。パンツよりもジャケットの方が少し高くなる印象です。
またデザインによっても金額が異なってくるはずです。だいたい納期は1週間~と考えておきましょう。早いところでは5日程度で完了する店舗もあります。金額と納期はお願いする店舗にしっかりと確認してからサイズ直しをお願いしましょう。
パンツのサイズ直しの場合
裾上げ | 1,000円~ |
ウエスト・ヒップ | 2,000円~ |
太もも | 3,000円~ |
裾上げやウエストなどは修正する方が多い箇所なので、比較的リーズナブルな価格でサイズ直しが可能です。太ももはバランスを見ながら行うため多少他の箇所よりもお金がかかるでしょう。納期はジャケットと変わらず5~7日程度です。
サイズ直しの箇所が少なければ早く納品されるかもしれませんが、直しの箇所が多ければ納品日も遅くなるでしょう。こちらもジャケット同様に、お願いする店舗を予め確認してから直しを行ってください。