3. 餅菓子
餅菓子は、昔から日系人社会にはありましたが、茶道をたしなむ非日系人などは別として、おそらく一般の非日系人には縁のない菓子でした。数年前から甘さ控えめのお菓子としてメディアでも紹介され始めた和菓子ですが、それでも小豆餡が苦手なブラジル人には今一つ人気がありませんでした。
ところが、2022年、餅菓子専門店、モチム(Motchimu)ができたと聞いたときは、少し驚きました。しかも、サンパウロのハイソな街、ジャルジン・パウリスタ地区であえて勝負に出るとはすごい!餅菓子の美しさ・美味しさを伝えるための商品プロデュースがカッコいい。でもその分、値段も凄い!ブラジルで生まれた「和洋折衷」の程よい感じが味わえます。
【モチム(Motchimu)】
- 住所:R. Dr. Melo Alves, 303 - Jardins, São Paulo
- 営業時間:10:00~20:00
- 定休日:なし
4. 緑茶・抹茶
餅菓子など和スイーツが受け入れられるようになったせいか、以前は和食屋で日本人しか頼まなかったお茶をメニューに取り入れるお店が出現してきました。今やお茶や点てた抹茶を看板メニューにするティー専門店もあります。
モリ・シャゼリア
日本人駐在員が多く住むパライゾ地区にあるお茶専門店兼レストラン。お茶文化を始めとする日本の食文化をブラジル人に普及するために、和菓子のワークショップやお茶会を開いたりしており、いつもお客さんで賑わっています。日本への愛がぎっしり詰まっている、そんな印象を受けた店内でした。
お茶は、定番の緑茶だけでなく、ブラジル人の好みに合わせたオリジナルの緑茶とフルーツのブレンドティーやハーブティーなどがあります。もちろんお茶請けの和スイーツもあります。
【モリ・シャゼリア(Mori Chazeria)】
- 住所:Rua Coronel Oscar Porto, 267 - Paraíso, São Paulo
- 営業時間:11:30~17:30
- 定休日:日・月