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車検を受けるためにかかる費用
車検証の紛失に気がついた場合の対処法

車検を受けるためにかかる費用

車検の流れ・受け方とは?スムーズに進めるコツまで解説
(画像=『CarMe』より 引用)

車検は無料で受けることはできません。どのような業者・方法で車検を受けたとしても費用が発生し、車の種類や大きさ、依頼した業者によって変動します。車検にかかる費用はどのようなものなのか解説します。

どこで受けても一律でかかる法定費用

車検を受けるためにかかる費用として、まず法定費用があります。

法定費用とは、車検を依頼した業者ではなく国や保険会社に対して支払う費用であり、内訳は以下のとおりです。

★法定費用の内訳★
・自動車重量税
・自賠責保険料
・印紙代

それぞれの費用の詳細を解説します。


■自動車重量税

自動車重量税とは、その車の重さや新規登録を受けて経過した年月によって変動する税金です。


■自賠責保険料

自賠責保険は自動車損害賠償保障法という法律によって、車を運転する全ての人に対して加入が義務付けられている保険です。


■印紙代

印紙代は、車検を受ける手数料です。

一般的に、車検と呼ばれる継続検査を受ける場合、自家用の車であれば2年ごとの検査であるため、自動車重量税と自賠責保険料は2年分をまとめて請求されます。

業者で異なる車検基本料

車検基本料は依頼した業者や車検の方法によって金額が異なります。

なぜなら、車検基本料とは整備費用や点検、書類の手続きや代行料などが含まれた、業者が独自に金額を決められる費用であるためです。

車検でかかる費用には、交換が必要な部品があった場合に発生する部品代と工賃も含まれています。

これらの金額は、必要となった部品の種類や数に応じて大きく変動することもあります。

車検にかかる総額は業者によってさまざま

以上のことから、車検にかかる費用の総額は一定ではなく、車検を依頼した業者によって安くなることも高くなることもあります。

車検を受け付けている業者の種類は以下のとおりさまざまです。

・ディーラー
・車検専門のフランチャイズ
・大手カー用品店
・民間整備工場
・ガソリンスタンド

傾向として、ディーラーでの車検は点検項目が多く、交換が必要な部品は新品の部品を用いることから費用が割高になることが多くあります。

一方、車検の専門業者やカー用品店が行っている車検は車検基本料がリーズナブルであることが多く、プランによって価格帯が幅広く設定されていることもあります。

車検証の紛失に気がついた場合の対処法

車検の流れ・受け方とは?スムーズに進めるコツまで解説
(画像=『CarMe』より 引用)

車検証の紛失に気づいた場合の対処法は普通車と軽自動車で異なります。

それぞれの場合の対処法を解説します。

普通車で車検証を紛失した時の対処法

普通車の場合、ナンバーを管轄している運輸支局の窓口で手続きを行う必要があります。

車検の再発行に必要な書類は以下のとおりです。

★車検の再発行に必要な種類(普通車の場合)★
・車検紛失の理由書
・本人確認書類(免許証、パスポートなど)
・印紙

以上を集めて窓口で申請書を受け取り、必要事項を記入したうえでまとめて提出します。

再発行にはある程度時間がかかることを覚悟しておきましょう。

軽自動車で車検証を紛失した時の対処法

軽自動車の場合、ナンバーを管轄している軽自動車検査協会の窓口で手続きを行う必要があります。

車検の再発行に必要な書類は印紙のみです。

窓口で申請書を受け取り、必要事項を記入したうえでまとめて提出します。

再発行にはある程度時間がかかることは普通車と同じです。