車検にはいくつもの準備が必要です。
車検は定期的に受けなければならない検査です。
車検が切れると公道を走ることができなくなることから、車検の時期が迫って焦った経験がある人も少なくないでしょう。
そこで、車検の流れや受け方、さらにスムーズに進めるコツまで解説します。
Chapter
一般的な車検の流れ
車検をスムーズに進めるコツ
一般的な車検の流れ
車検を受ける方法として、業者に依頼する方法と自分で検査場に車を持ち込む方法の2つが一般的です。
自ら車を検査場に持ち込む方法はユーザー車検とも呼ばれており、手間や時間がかかることから多くの場合、車検は業者に依頼して受けるという人がほとんどでしょう。
ここでは、業者に車検を依頼した場合の基本的な流れを紹介します。
見積もりと予約をする
車検を依頼する前の段階として、まずは車検にかかる費用の見積もりを出すのがベターです。
なぜなら、見積もりを取ることで車検にかかる費用を把握することができ、予想外に出費が増える可能性を減らすことができるためです。
さらに、複数の業者で見積もりを取ることで業者ごとで変わる車検費用を比較することができ、点検整備の項目を調べることも可能です。
見積もりを取った結果、費用や点検の内容に納得ができたのであれば、その業者で車検の予約を入れます。
代車の有無などを確認したのち、車の引き取りや入庫する段取りを決め、正式に車検の依頼を行います。
車検を受ける
車検当日になったら、車を引き取りにきてもらうか実際に業者の店舗まで車を持っていき、入庫します。
車を引き渡す前には事前準備として必要書類を揃え、貴重品や車検に必要ない荷物などは降ろしておくのがよいでしょう。
少ない荷物であれば問題ないケースがほとんどですが、大きな荷物や重い荷物は車検に悪影響がでる可能性があるため、そのような荷物は降ろして別に保管しておくのが無難です。
そのあとは依頼先の業者が検査場に持ち込んで検査・整備を代行してくれるので、車検終了の連絡を待つことになります。
車を引き渡してもらう
車検を依頼した業者から車検が終わった連絡を受ければ、車を引き取ることができます。
業者によっては車検の結果がどうだったか説明を受けることが可能です。
車検に合格した証である新しい車検証と、車検シールと呼ばれる検査標章、自賠責保険証明書といった書類を受け取ります。
車検費用に関しては、自動車重量税や自賠責保険料、印紙代といった国や保険会社に支払うことになる費用は先払いをするケースがほとんどです。
逆に、点検や整備費用、代行手数料といった業者自体に支払う料金は、車検を終えたあとに請求されます。
支払いの方法は、車検を受け付けている業者によってさまざまなケースがあります。
分割払いやローン、クレジットカードでの支払いに対応している業者もあるため、支払い方法を選ぶ場合は予約を取る段階で確認しておくと安心できるでしょう。
車検をスムーズに進めるコツ
車検をスムーズに進めるコツとして、まずは必要書類を不備なく揃えておくことが挙げられます。
車検を業者に依頼する場合、以下の書類が必要になります。
★車検の必要書類★
・車検証
・自賠責保険証明書
・納税証明書
・身分証明書
・委任状(所有者と使用者が異なる場合)
現在の車検手続き上は印鑑は必要なくなっていますが、業者によっては押印が求められる場合があるため、一応印鑑も用意しておくのがベターでしょう。
また、車検を受ける前に車をある程度セルフチェックしておくと車検にかかる時間や費用を抑えることができます。
専門的な設備や技術が求められる箇所は難しいですが、エンジンオイルやバッテリー、タイヤの溝やブレーキパッドの残量など、知識がなくても点検できる消耗品類は日頃から定期的に点検するのが推奨されます。