燻製を作る時に欠かせないアイテム、スモークチップ。燻製と聞くと難しそうに感じてしまいますが、実はスモークチップは簡単に使えるアイテムです。

そこで今回はアウトドア初心者へ向けて、スモークチップの使い方やおすすめ商品をご紹介します。

スモークチップの正しい使い方

2.燻製作りを始めよう!
(画像=『.HYAKKEI』より引用)

スモークチップは、燻製に香りをつけるアイテムです。正しい使い方をすれば失敗しにくいため、きちんと手順を確認しておきましょう。また、スモークチップの注意点についても解説します。

スモークチップを使う手順

燻製には「熱燻」「温燻」「冷燻」という作り方の種類がありますが、スモークチップが適しているのは「熱燻」です。ここではスモークチップを使った熱燻の手順について、詳しく解説していきます。

手順①:1回分のスモークチップを用意する
まずは燻製1回分のスモークチップを用意します。1回分はおよそ1掴みなので、覚えておきましょう。

手順②:燻製器の受け皿において火にかける
使用する受け皿にスモークチップを置きます。そのまま火にかけて煙が上がるのを待ちましょう。

手順③:食材をセットして燻製スタート
煙が上がってきたら食材をセットします。使う食材や、どのように仕上げたいかで燻製時間は変わってくるため、あらかじめ調べておきましょう。

簡単に香りづけする程度であれば、5分で出来上がります。

スモークチップを使う時の注意点

スモークチップの弱点は「湿気」です。原料が木のため、湿気を吸うと火がつかなくなってしまいます。

スモークチップにはそれぞれ使用期限がありますので、期限内に使い切るようにしましょう。

種類別のスモークチップ

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(画像=『.HYAKKEI』より引用)

スモークチップは、原料の木によってそれぞれ特徴があるもの。種類ごとの特徴をご紹介します。

サクラ

サクラのスモークチップの大きな特徴は「香りが強いこと」。

そのため短時間で香りがつきやすく、着火もしやすいため、初心者におすすめの種類です。香りが強いことから、クセが強い食材向きとも言われていますが、どんな食材にもなじみやすいメリットもあります。

リンゴ

リンゴのスモークチップの特徴は「甘い香り」。

リンゴならではのフルーティーな香りでマイルドに仕上がるため、さっぱりとした食材に使うのがおすすめです。チーズや白身魚、鶏肉に使うのが良いでしょう。

ヒッコリー

ヒッコリーはサクラと同じく、香りが強くて扱いやすいのが特徴。

そのため、燻製初心者にも扱いやすい種類と言えます。また、チップが硬く、煙が出やすいのもポイントです。

どんな食材でも香りが負けないため、スモークチップ選びに迷ったらヒッコリーを選べば間違いありません。

メープル

カエデの木を原料にしたメープルのスモークチップ。色づきが良く、軽めの香りが特徴です。メープルシロップのような甘い香りがします。

ウイスキーオーク

ウイスキーオークとは、ウイスキーの熟成に使う樽をチップにしたもの。ほんのりウイスキーの香りがするのが特徴です。燻製に使うと、ほのかに渋みが感じられ、ウイスキー好きにはたまらない種類ではないでしょうか。

クセがなく、どんな食材にも使えます。

スモークチップを使うなら手に入れたい便利グッズ

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(画像=『.HYAKKEI』より引用)

これまで、スモークチップの種類についてご紹介してきました。

スモークチップは燻製に欠かせないアイテムですが、さらに便利グッズを用意することで、燻製作りが成功しやすくなります。

スモークチップと合わせて使いたい便利グッズについてご紹介しましょう。

脱水シート

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出典:item.rakuten.co.jp /shopsorairo/pichit15/
(画像=『.HYAKKEI』より引用)

燻製を美味しく仕上げるのにおすすめなのが、燻製用の脱水シート。脱水シートを使うことによって、食材の水分を抜く下準備の時間が短縮されます。

短時間で食材の水分や臭みを抜くことができるので、より美味しい燻製が仕上がるのです。

商品によって「水分を吸収しすぎないもの」「水分を高吸収するもの」などバリエーションがありますので、食材に合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。

スモークパウダー

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出典:item.rakuten.co.jp /food-logos
(画像=『.HYAKKEI』より引用)

燻製を作ってみたのに「香りが足りないかも…」というのはよくある失敗です。そんな時におすすめなのが、燻製の香りを足すことができる「スモークパウダー」です。

振りかけるだけで薫香を足すことができるため、手軽に燻製を楽しむことができます。味を損なわないために、使いすぎには注意しましょう。