目次
【危険度高】走行を中止すべき警告灯
【危険度中】早めの点検が必要な警告灯

【危険度高】走行を中止すべき警告灯

下記は非常に重大な異常、故障の可能性のある警告灯です。これらが点いたら、まずは安全な場所に停車する必要があります。

ブレーキ警告灯(赤)

【意外と知らない】車の警告灯(ランプ)一覧!ランプの意味を危険度順に解説
(画像=『MOBY』より 引用)

黄色のブレーキランプ同様、ブレーキの異常を示す警告灯ですが、赤いほうがより重大な異常があることを意味します。

パーキングブレーキが完全に解除されていない場合にも点灯するので、まず最初にパーキングブレーキの状態を確認しましょう。

パーキングブレーキを解除しても点灯している場合、次の異常・症状が発生している可能性があります。

  • ブレーキフルードが不足している時
  • ブレーキ油圧の異常
  • ABSの異常
  • ブレーキブースターの異常

パーキングブレーキの解除状態を再確認してもブレーキ警告灯が点灯したときは、すぐにディーラーか整備工場へ連絡、相談してください。相談時、状況によりレッカーでの移動が必要となる場合があります。

ブレーキの正常な作動ができない危険な状態になってからでは遅いので、十分に注意しましょう。

ブレーキ警告灯が黄色く点灯した場合

【意外と知らない】車の警告灯(ランプ)一覧!ランプの意味を危険度順に解説
(画像=『MOBY』より 引用)

車種によっては、黄色で点灯または点滅するものがあります。

黄色であれば、電子制御ブレーキシステムに異常が発生している場合があります。

すぐさま走行に重大な影響を及ぼすことは有りませんが、放置すると事故の原因にもつながる可能性があります。

ブレーキ警告灯について詳しく知りたい方はこちら

油圧警告灯(エンジンオイルランプ)

【意外と知らない】車の警告灯(ランプ)一覧!ランプの意味を危険度順に解説
(画像=『MOBY』より 引用)

エンジンオイルの油圧が下がったときに点灯・点滅します。

警告を無視して走り続けると、最悪の場合、エンジンが焼きつくなど重大な故障を引き起こします。単にエンジンオイル量を示す警告灯ではないので注意してください。

点灯・点滅時の色は「赤色」ですので、すぐに停車しロードサービスを呼ぶなどの対処が必要です。

オイルランプについて詳しく知りたい方はこちら

充電警告灯(バッテリーランプ・バッテリー警告灯)

【意外と知らない】車の警告灯(ランプ)一覧!ランプの意味を危険度順に解説
(画像=『MOBY』より 引用)

正式名称は「充電警告灯」でバッテリーランプ、バッテリー警告灯などとも呼ばれています。赤色で点灯します。

そのまま放置するとバッテリー上がりを起して走行不能になってしまい、非常に危険です。

また、バッテリー以外にも充電系統(オルタネーター、ベルトなど)の異常や、充電が正常に行われていない場合も点灯します。

水温警告灯

【意外と知らない】車の警告灯(ランプ)一覧!ランプの意味を危険度順に解説
(画像=『MOBY』より 引用)

エンジンの冷却水の温度が異常に上がったとき、赤色で点滅または点灯します。

この警告灯が点いたらただちに車を安全な場所に止め、ロードサービスやディーラーなどに電話で相談してください。

青く点灯する場合も

【意外と知らない】車の警告灯(ランプ)一覧!ランプの意味を危険度順に解説
(画像=『MOBY』より 引用)

車種によっては、青色で点灯する場合があります。青色点灯時は、エンジンが暖まっていない状態です。

この場合は、エンジンを不必要に高回転にしないなど、やさしい運転を心掛けてください。

ハイブリッドシステム異常警告灯

【意外と知らない】車の警告灯(ランプ)一覧!ランプの意味を危険度順に解説
(画像=『MOBY』より 引用)

ハイブリッド車や電気自動車(EV)に搭載されている警告灯です。

メーカーによってデザインが若干異なる可能性がありますが、大抵はこのような見た目をしています。

ハイブリッドシステムの異常を検知すると赤色で点灯し、ほとんどの車種で警告音がなります。

この警告灯が点灯した場合、速やかに車を安全な場所へ停止させ、ディーラーか整備工場に連絡をしてください。点灯したまま走行すると、突然の運転操作不能などの重篤な事態を招く危険性があります。

マスターウォーニング

【意外と知らない】車の警告灯(ランプ)一覧!ランプの意味を危険度順に解説
(画像=『MOBY』より 引用)

特定の部分を指すわけではなく、各システムに以上が発生した際に点灯・点滅します。

この警告灯は、緊急性の高い異常が発生した際に点灯するので、走行中に点灯した場合は速やかに停車する必要があります。

【危険度中】早めの点検が必要な警告灯

警告灯が示す異常があっても、重大な車の運転には直結しない場合となり、警告灯の色は黄色で点灯または点滅します。

エアバッグ警告灯・シートベルトプリテンショナー警告灯(搭載車は全車あり)

【意外と知らない】車の警告灯(ランプ)一覧!ランプの意味を危険度順に解説
(画像=『MOBY』より 引用)

エアバッグ、シートベルトプリテンショナーが装備されている車にある警告灯です。赤色で点灯または点滅します。

この警告灯は黄色でも良いのでは、という意見が数多く見られます。

次の状態になると警告灯が点灯します。

  • エアバッグ、シートベルトプリテンショナーの作動時
  • エアバッグ、シートベルトプリテンショナーの異常

後者の場合でも走行不能になるような影響はありませんが、万が一の際、作動しないなど安全性に大きな影響が出る可能性があります。

エアバッグが作動していないにも関わらず、警告灯が点灯もしくは点滅した場合は、速やかにディーラーか整備工場で点検を受けてください。エアバッグの位置や

ABS警告灯・ブレーキアシスト警告灯

【意外と知らない】車の警告灯(ランプ)一覧!ランプの意味を危険度順に解説
(画像=『MOBY』より 引用)

ABSおよびブレーキアシストが装備されている車には全車に、この警告灯が装備されます。

ABSとは、急ブレーキ等でタイヤがロックしないようにする機構のことです。

黄色で点灯または点滅します。

次の状態の場合、ABS警告灯・ブレーキアシスト警告灯が点灯します。

  • ABSまたはブレーキアシストが作動したとき
  • ABSまたはブレーキアシストの異常

後者の場合は、速やかにディーラーや整備工場での点検を受けてください。

なお、この警告灯が点いても、通常のブレーキ性能は確保されていますので、慌てる必要はありません。

エンジン警告灯

【意外と知らない】車の警告灯(ランプ)一覧!ランプの意味を危険度順に解説
(画像=『MOBY』より 引用)

エンジン警告灯はエンジンに関連する機構の異常を検知した時に点灯します。具体的には排気系統と吸気系統など。

他にも関連するセンサーは複数あり、車によって数や種類は違います。

エンジン警告灯が点灯した場合、速やかにディーラーや整備工場での点検が必要です。また、点灯または点滅したときは、車に付属する取扱説明書を読んでその指示に従いましょう。

「放置していても問題ない」は間違い!必ず点検は受けよう エンジン警告灯は放置しても問題ないという話を聞いた方もいると思います。

これはエンジン警告灯が点灯後、ディーラーなどの整備工場で点検を受けて、整備士が「問題が無い」と判断した上での意見です。

そのため、異常を検知したら速やかに点検を受けるようにしましょう。