UFOの調査と研究におけるイタリアの重要性
第二次世界大戦の前からUFO/UAP現象についての記録が多く残されているイタリアはアメリカより先にUFO研究の“本家”になっていたとしてもおかしくないようにも思えるが、暴露系メディア「Liberation Times」の記事では、イタリアの歴史あるUFO研究団体である「CUN(Centro Ufologico Nazionale、国立UFOセンター)」とイタリア政府の間には微妙な見解のズレがあることを指摘している。
1966年に発足したCUNはイタリアおよび海外でUFO現象とその関連現象の研究を行っている老舗のUFO研究組織である。
CUNには科学者、高位の(元および現)軍人、および著名な(元および現)公務員などの尊敬される人々の集まりが含まれており、多くの組織や団体の支援を受けている。ロベルト・ピノッティ会長によると、CUNは70年間にわたって1万3000件を超えるケースのデータベースを構築してきたということだ。
しかしある意味では不思議なことに、CUNはこれまで政府にUFO/UAPを公的に調査するよう提案することがほとんどできていないという。もしもCUNの政府に対する要請が成功すれば、イタリアはアメリカ以外で公にUFO/UAPに真正面から取り組む最初の国となる可能性があるのだ。
だが現状ではそうなっていないのは、CUNが政府内の透明性推進派によって情報を広めるために利用されているのではないかと推測されても仕方がないといえる。
しかしCUNのすべての努力が無駄だったわけではなく、UFO/UAPを国連レベルでサンマリノにおいて話し合うための計画「プロジェクト・タイタン」は功を奏しつつあり、CUNの尽力のおかげで間もなく国際的なUFO/UAP会議が開催される機運が高まっているという。
そのバチカンもまたUFO/UAPの歴史において明らかな役割を果たしており、報道によるとバチカンは1933年のイタリアのUAP墜落疑惑を認識しており、今日に至るまでこの話題に関心を持っているという。
バチカンがUFO/UAP現象について態度を明らかにすれば、カトリック教会の12億人の信徒は、この地球を訪れている地球外知的文明の開示に備えることになるかもしれないということだ。UFO/UAP現象の調査と研究において、ペンタゴンやNASAだけでなくイタリアもまた重要な存在であることは間違いなさそうだ。
参考:「Liberation Times」ほか
文=仲田しんじ
提供元・TOCANA
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