目次
ジャッキアップポイントに扱うアイテム
基本的なジャッキアップポイントの方法やコツ

ジャッキアップポイントに扱うアイテム

パンタグラフジャッキ

ジャッキアップポイント用に使うジャッキには、大きくわけて2つのタイプがあります。最も身近なものはパンタグラフジャッキでしょう。このジャッキは自動車を購入したときにタイヤと一緒に付属していることが多い、もっともポピュラーなジャッキです。

自分でタイヤ交換などを行うときには、大抵はこのジャッキを使うことになりますが、やり方は少しコツがいります。ネジを回す要領で使いますので、力も必要になるジャッキです。ただ、中には小さな力でも扱える、油圧式のパンタグラフジャッキも販売されています。

ガレージジャッキ

ガレージジャッキは、先ほどのパンタグラフジャッキに比べ、サイズが大きいのが特徴です。しかし、このジャッキは油圧式のため、自動車の上げ下げがとても楽になります。タイヤ交換などは、このジャッキを使えばとても楽なやり方で行えるでしょう。

ただし、サイズが大きいこともあり一般家庭でこのジャッキを所有していることは珍しいです。置き場所も選ぶことになりますので、マンションなど住んでいる人は現実的なジャッキではありません。

車止め

ジャッキアップポイントにジャッキをかけるときには、車止めも用意しておくことをおすすめします。ジャッキアップポイントでの作業は、平らな場所で行いましょう。しかし、緊急時など、どうしても傾いた場所で作業をしなければならないこともあります。

そうしたときに、少しでも車の動きを安定させるために、車止めを使いましょう。また、平らな場所でもジャッキアップポイントにジャッキをかけたときに、前後に車が少しだけ動くことが予想されます。微妙なズレもトラブルに繋がることがありますので、車止めは必ず使用しましょう。

スペアタイヤ

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(画像=出典:pixabay.com/ja/photos/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%88-%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A4-%E5%86%85%E8%A8%B3-76563/,『暮らし〜の』より 引用)

もし、車載されている場合は、スペアタイヤも上手に活用しましょう。タイヤ交換の場合、タイヤを外した瞬間に振動でジャッキアップポイントがずれて車が落下する可能性があります。もし、スペアタイヤがあり、事前に車体の下に敷いておけば、落下しても止まるでしょう。

スペアタイヤがない場合は、それに変わるものでも構いません。また、それでも用意するものがない場合は、外したタイヤをすぐに車体の下に敷きましょう。そうすれば最悪のケースを防ぐことができるのです。大切な愛車が破損しない、または怪我を未然に防ぐためにとても重要なアイテムと言えるでしょう。

基本的なジャッキアップポイントの方法やコツ

ジャッキアップポイントのチェック

基本的なジャッキアップポイントの方法として、まずはジャッキアップポイントチェックから行いましょう。一般的にはジャッキアップポイントは、自動車のタイヤ周辺にあります。前タイヤなら少し後ろ側のフレームにあり、後ろタイヤなら少し前のフレームに設けてあるのが一般的です。

車種別により若干異なりますが、フレーム部分を横から除くと段が付いた部分があります。その段が付いた部分がジャッキアップポイントです。ジャッキは必ず、この場所に付ける必要があります。

まっすぐにジャッキをかませる

そして次に、まっすぐにジャッキをジャッキアップポイントに当てます。必ずまっすぐな位置で取り付けるようにしましょう。位置が曲がってしまうと、自動車からジャッキが外れて落下してしまう可能性があります。

ジャッキを回転させる前に、有る程度の高さまでジャッキを上げておき、ジャッキアップポイントの位置に当て、手でジャッキを回転させてかませれば安定するでしょう。一度固定させ、さまざまな角度からチェックして、自動車に対してまっすぐにはまってるのかの確認をします。

ジャッキを回転させてジャッキアップさせる

そして、専用の付属のジャッキを回転させる道具を使い、ジャッキアップしていきます。上げ方によっては、大きな力がかかりますが、それは上げ方が悪い場合がるのです。ジャッキのネジがスムーズに回る角度でジャッキアップすれば、実はそれほど大きな力は必要となりません。

自動車をジャッキアップさせるときには、途中まで上げてやり方が間違っていないか、位置や場所は正しかったかを再度チェックしましょう。タイヤをゆすったりしながら、ジャッキがずれないかなど、やり方が間違っていないかの確認を都度行うことも大切です。

下すときは逆の手順

そして、自動車を下げるときには、逆の手順で行います。もし、自動車のタイヤ交換を行う場合は、ジャッキを下げるときに安全かどうかを必ずチェックしておきましょう。自動車のタイヤのボルトの取り付けが甘い場合は、ジャッキを下げているときに大きなトラブルになることもありますので注意します。

ジャッキを下げるときは、自動車の車重の関係でとても楽に下げることができるでしょう。ここまで自分でできるようになれば、自動車のタイヤのトラブル時でも一人で対処することができるようになります。

ゆっくりとジャッキアップさせるのがポイント

急いで作業を終わらせたいと考えて、全ての工程を急ぐことは禁物です。ジャッキアップするときの一番のコツは、徐々にアップさせることだと言えるでしょう。ジャッキアップ自体は、それほど難しいことではありません。

女性でも簡単にできますが、一番注意するべきことはトラブルです。ジャッキアップさせてタイヤが完全に浮くまで、徐々にアップさせるようにしましょう。そうすれば、トラブルが起こる可能性に気が付いて回避させることができます。