■当初は「マツダ」要素の無い社名だったが…
100年以上の歴史を持つ同社の歩みについて、マツダ担当者は「1920年(大正9年)に広島で創立した『東洋コルク工業株式会社』は『工業で社会に貢献する』というフレーズを合言葉とし、工作機械やさく岩機、自動車分野へ進出し事業の拡大を図りました」「1927年(昭和2年)には『東洋工業株式会社』へと社名を変更し、1931年(昭和6年)には初の三輪トラック『マツダ号』DA型を発売しました」と、説明する。
社名がこちらの製品名と同じ「マツダ株式会社」となったのは、1984年(昭和59年)のこと。実質的な創業者・松田重次郎の名字に因んで命名されたものだが、じつはなんとも粋な「ダブルミーニング」になっていると判明したのだ。
■「Z」にそんな大切な要素が…!
マツダ担当者は、もう1つの由来について「西アジアでの人類文明発祥とともに誕生した神、アフラ・マズダー(Ahura Mazda)に由来しています」と説明。
こちらを踏まえ、「叡智・理性・調和の神であるアフラ・マズダーを、東西文明の源泉的シンボルかつ自動車文明の始原的シンボルとして捉え、世界平和を希求して自動車産業の光明となることを願い、『マツダ』と名付けられました」と、製品名・社名に込めた思いを力説している。
さらに担当者は、今回の調査結果を受けて「幅広い年齢層の方々に社名を認知頂いていることを、嬉しく思います。今後もマツダブランドやマツダ車を、多くの方々に知って頂けるよう、取り組んで参ります」と、自社の展望を熱く語ってくれたのだ。
今回のように細かい部分の表記で、多くの人が誤解していそうな商品名・企業名・チェーン名等があれば、ぜひSirabee編集部に情報を寄せてほしい。日常に隠れている小さな『気になる』の謎を共に解き明かそう。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年4月16日~2023年4月18日
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)
提供元・Sirabee
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