そして気になる「静電気による矯正」ですが、この首輪では、静電気レベルを、オフ・低・中・高の4段階から選択できるようになっています。

イヌのサイズや年齢、命令に対する態度によってそのレベルを変更できるものの、できれば普段から飼い主の言うことを聞く賢いイヌに使用してあげるべきでしょう。

リードを手放すとダッシュでどこかへ走り去ったり、普段から飼い主のペースを無視してリードを引っ張り続けたりするようなイヌだと、バーチャルリードでは、絶えず静電気ショックを流し続けるようなことになりかねません。

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画期的なアイテムだが、どうしても「デスゲームのシーン」が脳裏をよぎる…… / Credit:Canva,ナゾロジー編集

そうなってしまうと、優しい世界の「飼い主と愛犬」いうよりは、デスゲームにおける「ゲームマスターと逃げ惑う犠牲者」という構造になってしまいますね。

このように、この新しいアイテムは、どこかデスゲームのワンシーンを彷彿とさせるものの、全体としては画期的なアイデアだと言えます。

このバーチャルリードは、Heel社のサイトから、349ドル(5万2000円)で購入することができます。

Heel社は「世界初のイヌ用バーチャルリード」と主張しており、現在特許出願中です。

リード着用が義務付けられている公園や地域では使用できませんが、自由に遊ばせることができるエリアで愛犬が離れすぎることを心配するなら、バーチャルリードは便利かもしれません。

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参考文献

World’s first virtual dog leash means no more tangled Fido
https://newatlas.com/pets/virtual-dog-leash-heel-roam-350/

Heel Virtual Dog Leash
https://heel.dog/

ライター

大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。