■なぜ取り壊されたのか…

 一方、この件にはCSI(サイコップ:超常現象の科学的調査のための委員会)も参加を表明。超常現象の懐疑論者として著名なジョー・ニッケル氏が調査に乗り出している。家の元大家や住民、現地での聞き込みの結果、悪魔的な仕業はアモンズさん一家がいる間に集中的に起こり、それ以前や後には起こっていないと発表している。

 調査ではアモンズさんが“デーモンハウス”に移り住む前の2009年に、子どもに教育を満足に受けさせていないことで告発されていたことが突き止められた。短期間だが児童保護局が彼女から子どもを保護していることもあったという。またニッケル氏は一連の超常現象が子どもを中心に起こったことを指摘している。幽霊や悪魔のせいとされた不作法な出来事は子どもたちが多く過ごす場所で起きており、心理学者らは後に、結局のところこの騒ぎはアモンズさんの非常に激しい思い込みか、妄想であったのではないかとする報告を出している。

 …はたしてこの家は本当にデーモンハウスだったのだろうか?今はすっかり更地となってしまった現場だが、いずれにせよ幽霊や悪魔たちも家の取り壊しと共に姿を消した…のかもしれない。

文=Maria Rosa.S

提供元・TOCANA

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