そのためボルトを上手く利用するなら、味方の兵士を危険にさらすことなく、戦場を把握できるようです。
そして、このドローンを攻撃に利用したモデルが、「ボルトM(Bolt-M)」です。
Anduril Industries社が公開したボルトMによるデモンストレーションは、見る人に「新たな戦争の始まり」を感じさせるほど、恐ろしいものです。
爆弾ドローン「ボルトM」が兵士や車両をピンポイントに攻撃する
Anduril Industries社が発表したもう1つのモデル「ボルトM(Bolt-M)」は、機体としてはボルトMとほぼ同一です。
ただし、最大3ポンド(約1.4kg)の弾薬を抱えることができ、敵の兵士や車両などを攻撃することができます。
つまり爆弾ドローンとして敵に突撃し、オペレーターはリスクを冒すことなく正確に攻撃することができるのです。
公開されている動画は、その恐ろしさを示しています。
ターゲットをロックオンしたボルトMは上空から急降下。
敵車両の上で弾薬を爆発させ、ボルトMの機体もろとも砕け散りました。
そして爆発と同時に無数の破片が車両へと降り注ぎ、ターゲットは大破します。
たった1機の小型ドローンにこれほどの攻撃が可能であること考えると、これらを大量に用いた戦争は、これまでとは様々な点で異なってくるでしょう。
通常のドローンより重量が増加したボルトMですが、それでも40分間の飛行が可能であり、かなり遠距離からの攻撃も可能なようです。