タイムスリップ。それは長らく人類の夢であり、SF作品の定番テーマだ。しかし、現実世界でもタイムスリップを体験したと主張する人々が存在する。彼らの語る物語は、私たちの想像力を掻き立てる。
26歳のセバスチャン・ガリドさんが体験した死を目前にした祖父との予期せぬ再会。それは彼の人生観を一変させ、現実の姿について新たな問いを投げかけることとなった。
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セバスチャン・ガリドさんの驚くべき体験
2021年、ガリドさんは大学進学を支援してくれた最愛の祖父、ハイラム・ガリドさんの危篤の知らせを受け、病院へ向かっていた。その途中、彼は信じられない光景を目にする。
道路脇に立つ人影。よく見ると、それは40代か50代の頃の、若い頃の祖父の姿だったのだ。若かりし日の祖父は、ガリドさんにこう語りかけた。
「ここで会うとはね。大丈夫だよ。お父さんに、私は元気だと伝えてくれ」
そう言って、若い祖父の姿は消えた。ガリドさんは「鳥肌が立ち、吐き気を催した」と当時の衝撃を振り返る。
病院に到着したガリドさんは、まだ生きている祖父と再会する。余命わずか数週間と宣告されていた祖父は、ベッドで静かに眠っていた。ガリドさんが病室に入ると、祖父は「夢の中で君を見たよ」と語りかけたのだ。