年会費2,095円の「MUFGカードゴールド」のメリット・デメリットを解説　特典・サービスや審査難易度も紹介

ゴールドカードは年会費が高く、躊躇してしまうという人もいるのでは？実は年会費2,095円、特典を使うと約1,000円と一般カード並みの金額で持てるゴールドカードもある。それが三菱UFJニコスの発行する「MUFGカードゴールド」だ。非常に安い年会費だが、いったいどんな特徴を持ったクレジットカードなのだろうか。

「MUFGカードゴールド」の年会費2,095円をもっと安くする方法も

「MUFGカードゴールド」は国際カードブランドをVisa、MasterCard、JCBの3つから選ぶことができ、年会費は初年度無料、次年度以降は2,095円（税別）となっている。

ただし自動リボ払いサービス「楽Pay」に登録したうえで年に1回でもリボ払いで決済すると、次回の年会費が半額とさらに安くなる。

なお、家族会員の年会費は1人目無料、2人目より1名につき400円（税別）となる。本会員と同じく初年度は年会費無料だ。

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年会費が安くても充実の優待・サービスが付帯　空港ラウンジサービスや旅行傷害保険など

「楽Pay」利用なら年会費が1,000円程度とさらに安くなるが、はたしてゴールドカード相当の特典・サービスが備わっているのだろうか？このカードの特典・サービスの特徴を見ていこう。

空港ラウンジサービス――国内主要空港のラウンジを無料利用できる

ほとんどのゴールドカードに国内主要空港のラウンジを無料利用できるサービスが付いている。このサービスは「MUFGカードゴールド」にも付帯している。

ただし、一般的なゴールドカードの空港ラウンジサービスが国内28～29空港とハワイ・ホノルルの空港のラウンジを利用できるのに対し、このカードでは国内6空港（成田・羽田・関西・中部国際・新千歳・福岡）とハワイ・ホノルル空港の7空港に限られている。

そのため、よく利用する空港がこの中に含まれていない場合には、ゴールドカードのメリットを十分受けられないだろう。

旅行傷害保険――国内は利用付帯、海外は自動付帯

最高2,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯する。海外はカードで旅行代金を支払ったかどうかにかかわらず適用される自動付帯で、国内はカードで旅行代金を支払ったときだけ適用される利用付帯となる。

ただし、年間のカード利用額が20万円未満の場合、補償額は最高100万円となるので、その点には注意が必要だ。

国内渡航便遅延保険――最高2万円までの補償

旅行中の国内航空便、航空便に預けた手荷物の遅延により負担した食事代や衣料品などの費用を最高2万円まで補償される。これは旅行代金をカードで支払ったときのみ適用される。

ショッピング保険――購入日から90日まで年間100万円限度で補償

海外においてカードで購入した品物の破損・盗難などの損害を年間100万円を限度として、購入日より90日間補償される。国内で購入した商品については分割払い・リボ払いによる購入か、楽Payに登録した状態での購入であれば保険適用となる。

三菱UFJフィナンシャルグループの優待――コンビニATMの利用手数料が無料

カード利用代金の支払口座を三菱UFJ銀行にしている場合は、ATM利用手数料が無料になるほか、提携先コンビニATMの利用手数料が月2回まで無料となる。また、三菱UFJフィナンシャルグループ各社が提供する特典・割引を利用できる。

ポイント還元率は1,000円で1ポイント、誕生月にはポイントが1.5倍に

ポイントサービスについても触れておくと、貯まるポイントは「グローバルポイント」で、利用金額1,000円ごとに1ポイントが付与される。ポイントは商品やマイレージなど提携先のサービスに移行できる。

獲得ポイントをアップさせる方法として、ポイントサイト「POINT名人.com」経由でのネットショッピングにおけるポイントアップ、年間ショッピング利用金額に応じたボーナスポイントや獲得ポイント優遇などの仕組みも。誕生月の利用分のポイントが1.5倍になる特典が付いている。

しかし、年会費2,000円の「楽天ゴールドカード」のポイント還元率が1％であることなどを考えると、高いカードとはいえないだろう。

国内やハワイ旅行をよくする人ならお得感が高い

空港ラウンジサービス、旅行傷害保険、国内渡航便遅延保険、ショッピング保険に関しては、一般的なゴールドカードと比べても見劣りするところはないといっていいだろう。しかし、ホテルやレストラン、レジャー施設などの優待が付帯しないため、ゴールドカードとしては少し物足りない印象がある。

ゴールドカードというと一般カードと比べて審査が厳しい印象だが、このカードの特典・サービス内容や、申し込み資格が「18歳以上で安定した収入のある方（学生を除く）」となっていることを考えると、そこまで審査基準が厳しいとは思えない。クチコミ情報では年収200万円以下でも審査に通ったという話があるので、安定した収入さえあれば、審査に関しては特に心配する必要はなさそうだ。

ゴールドカードとしては多少物足りない部分もある。しかし安い年会費で国内主要空港やハワイの空港ラウンジサービスを利用できることを考えると、国内旅行・ハワイ旅行に良くいく人にはリーズナブルな1枚だろう。

＞＞「MUFGカードゴールド」の詳細はこちら（公式サイトへ）

執筆・モリソウイチロウ

「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカード分野では専門サイトでの執筆経験もあり。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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