テキスト×決済で消費者体験を向上
FinTextで消費者が支払いを行う際は、請求書、名前と住所、支払い方法を確認するだけだ。これで支払い画面に遷移できる。ログインやアクセスコードは不要だ。 その後2つのキーワード「ACCEPT」と「PAYNOW」を入力するだけでショートメールでの支払いは完了する。こうした簡潔で迅速な支払い方法によって、消費者金融は優れた顧客体験を実現できる。低コストであるのもポイントだ。ショートメールの開封率は98%で、消費者にリーチする最も効果的な方法である。郵送、Eメール、コールセンターなど既存のアプローチによる効果が減少する中で、ショートメールの有効性はより際立っている。
さらに手動での支払い処理を自動化することで業務効率があがるだけでなく、コンプライアンス違反を招くリスクを抑えられるのだ。
このようにSBTはテキストと決済のパワーを組み合わせ、消費者金融と消費者の両方にメリットをもたらしている。現在、同社の顧客にはBest Egg、eBay、U.S. Bank、南東部および中西部の地域銀行、トップ15の自動車ローン提供者などが含まれている。
今年5月に実施した1億1,000万ドルの資金調達により、今後SBTは大手金融機関との成長を加速させ、決済およびAIの能力を拡大していく予定だ。
(文・五条むい)