しかし、競合他社と圧倒的に差をつけており、依然として「コンビニの王者」である事実は決算書から明らかである。こうした議論の場合、「印象」ではなく「数字」で論じるべきだろう。
自分はセブンの肩を持つ訳では無いが、個人的に高価格品についていえば「あり」だと思っている。ここからは統計データなどによらない、単なる個人的な見解に過ぎないがどのコンビニやスーパーに比べても、セブンの金のシリーズはコンビニ商品としては十分すぎるほどおいしいと感じる。確かに値は張る。だが、その分味がおいしければ問題ないと思うのだ。
昨今、「安くて良いもの」をコスパが良いと支持する風潮があると感じるが、企業もビジネスで利益を追求する団体に過ぎないため、「高いが良いもの」は商品価値として成立する。あくまでそれが企業全体で見た場合の利益効率がいいか悪いかの差に過ぎない。その先のリスクテイクは企業がする話だ。
セブンについては、一部から否定的な意見があろうとも未だ業界ダントツ1位という事実が、マーケットからの正当な評価と捉えるべきだろう。コンビニは特定の顧客が大量買いをして売上を支えるビジネス構造にはなっていないため、商品価値は他の商品サービス以上に売上に素直に現れる。真に多数から支持が得られなければシンプルに売れないだけだからだ。
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このセブン叩きについては違和感を覚える。確かにボリューム満点と錯覚して実は底上げ弁当だった時の騙された感が腹立たしいという気持ちはわからなくもない。しかし、全く無関係の記事にその鬱憤をぶつけてしまう行動はあまり生産的とは言えない。セブンの勝敗はシンプルに売上で決まる、良くも悪くも企業がマーケットで生き残るというのはそういうメカニズムなのだ。
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