つまり、富裕層以外がそのような生き方の選択肢を考えられる時点で、日本は非常に恵まれた国家ということでもあるし、結局、あらゆる努力や嫌なことをせずに済むのは努力の結果、その立場を得た強者にしか得られないという矛盾の壁が立ちはだかる。

そこを考慮すると、たくさん失敗できる人とは努力できる人と言える。一切の努力をしたくない、嫌なことは何一つしたくない、という人は失敗を許容できる器がない。もちろん、ムダな努力や不毛はストレスに耐えることは無価値だが、最初からどれが有益でどれが無益な活動か?ということは簡単にわかるものではないのである。

人生は本来、失敗だらけである。特に過去の自分がやったことのない新規の領域や経験が浅い分野は失敗して当然であり、むしろ過去3ヶ月間まったく失敗していないということは現状維持になっているということなので生き方を見直すタイミングかもしれない。

 

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