Aliceの成功に続いて、11xが新たに投入したワーカーが「Jordan」だ。AI搭載の電話担当者である。インバウンドコールのリード選別と同意のあるアウトバウンドコールにフォーカスしたワーカーだ。
年中無休、30言語対応、企業イメージに合わせた会話スタイルによって、企業のニーズに合わせたスケーリングを実現するという。CRMへの最新情報共有やミーティングの設定といったフォローアップ業務も担うJordanを採用すれば、インバウンドリードのフォローアップが10倍迅速になるとのこと。ちなみに、11xの公式サイト「Workers」ページではAliceとJordanのほかにSerenaとJamesもいるが、特に説明がないのでこの2人は人種バリエーションと思われる。
9月中にシリーズA・B続けて資金調達か
11xは9月17日、Benchmark主導のシリーズAラウンドで2,400万ドルの資金を調達したばかり。
さらに、そのわずか2週間後の9月30日、TechCrunchが関係者ソースからの情報として「11x、A16Z主導のシリーズBラウンドで5,000万ドル調達」と報道している。
これからの2年間で、デジタルワーカーは世界中の企業に普及すると予測する11x。調達した資金でAI 搭載デジタルワーカーの開発を加速し、グローバル展開を拡大する予定だ。
(文・五条むい)