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レストモッドのメリット・デメリット
理想のレストモッドを教えてください

レストモッドのメリット・デメリット

旧車レストモッドとは?魅力やメリット・デメリットなどを考察
(画像=『MOBY』より 引用)

“究極の趣味車”の1つといえそうなレストモッドですが、いかに特別な車にも欠点はあるものです。ここでは、レストモッドのメリットとデメリットを見てみることにしましょう。

レストモッドのメリット

安心して旧車に乗れる

現行車とくらべると、一般的な旧車はエンジン動作が不安定です。また、ブレーキや足回りパーツの性能も低いため、運転に技術を要します(そこが魅力ともいえますが)。

かたや現代的にカスタムされたレストモッドなら、現行車と同じように安心して乗ることが可能。急な故障を心配する必要がありませんし、運転しやすさや快適性も現行車レベルのため、遠出も気兼ねなく楽しめます。

所有満足度が高い

基本的に、レストモッドはワンオフで制作される一点ものです(例外もあります)。世界に2台とない自分だけの特別なヴィンテージカーを手に入れれば、この上ない所有満足感を得られるでしょう。

また、レストモッドは日常使用できる旧車ですから、自宅ガレージに飾るだけでなく、気軽に街を流して走れます。「自慢の旧車を大勢に見てもらいたい」「街で旧車好きの視線を集めたい」なんて願望も、レストモッド車があればいつでも叶えられます。

レストモッドのデメリット

フルレストア旧車より高額

レストモッドの販売価格は高額で、安くても1千万円以上、高額なモデルになると1億円以上します。アメリカのシンガー社が75台限定で販売した空冷ポルシェ「911 DLS」のお値段は、なんと2億円だったとか(しかも完売しています)。

一方、一般的な旧車のレストア費用は数百万円〜1千万円ぐらいが相場と、レストモッドよりは安価です。まあ、こちらも庶民には捻出が難しい金額なんですが、まだ現実味がありますよね。

文化遺産としての価値が下がる

希少な旧車をレストモッドに改造すると、その車の文化遺産としての価値が下がってしまいます。元に戻せないほどの大規模なカスタムを行った場合は、文化財的な価値はほぼ失われてしまうでしょう。

とはいえ、修復されず朽ちていく旧車も世の中には多いわけですから、「レストモッド=旧車文化破壊」と言い切るのは短絡的な気もします。レストモッドは旧車に新しい価値を与えるカスタム。ヴィンテージカーに乗り続けるための選択肢として、アリなのではないでしょうか。

理想のレストモッドを教えてください

旧車レストモッドとは?魅力やメリット・デメリットなどを考察
(画像=『MOBY』より 引用)

法律に触れない範囲であれば、どのようなカスタムも許容されそうなレストモッド。もし、理想のレストモッドを手に入れられるとしたら、ドライバー諸氏はどのようなモデルを希望するのでしょうか。

知恵袋サイトで「理想的なレストモッドを作れるとしたら、どの旧車をどのように改造しますか?」と質問してみたので、回答を見てみましょう。

質問へのご回答

「車種がパッと思いつかないんですが、旧車のデザインは変えず、エンジンとコンピューター、足回りなどを新しくしますね(Sさん)」

「512BB系フェラーリやランチャ・ストラトス、カウンタックなど、乗りたい旧車はたくさんあります。レストモッドにできるなら、エンジンやトランスミッション、電装系などすべてジャパンクオリティにカスタムしますね。故障の心配なく乗れることを重視します(Oさん)」

ご回答いただいたSさんとOさん、どちらも安心して乗れる状態にカスタムすることを重要視しているようです。ちなみに、筆者の弟にも知恵袋サイトと同じ質問をしたところ「むかし欲しかったセリカ GT-FOUR(T200型)の足回りを交換して、予防安全機能を付ける」と言っていました。