■「古代宇宙飛行士説」をサポートする発見か
しかしながらウェアリング氏が投稿した動画のコメント欄には、同意しない声も書き込まれている。
「moogie8596」という名のYouTubeユーザーは「私には岩山の尾根のように見えます」との見解を表明している。
NASAやほかの懐疑論者はこうした見解と同調しており、「UFO」や他の異常性(アノマリー)の発見は心理学的な錯覚現象である「パレイドリア(pareidolia)」の影響であると言及している。パレイドリアとは、視界に入ったビジュアルにパターンを見いだして、本来そこに存在しないにもかかわらず積極的に“誤解”する心理現象のことだ。
ビジュアル面での異論・反論はさておき、超古代のエイリアン基地であるというウェアリング氏の見解は特に珍しいものではない。「古代宇宙飛行士説」をはじめ、超古代に人類に文明をもたらしたのが、地球に飛来したエイリアンであるという言説は世界各地の古代文明の伝承に残されている。
一部の人々は古い絵画にそのエビデンスがあると確信している。
たとえば東欧のジョージア(グルジア)にある11世紀に建設された「スヴェティツホヴェリ大聖堂」のイエス・キリストの磔刑を描いたフレスコ画に“UFO”が描かれている。磔にされたイエスの左右の腕の下に1機ずつ配置される“UFO”はドーム型で、底部にはジェット噴射のようなものが描かれている。この“UFO”が2000年前の人類にはなかったはずの飛行技術で飛んでいることは間違いない。
しかしながら11世紀の絵画を研究してる美術史家は、この“UFO”は実際には“守護天使”を表現していると主張している。
いずれにしても氷が溶けはじめた南極大陸で今後どのような発見がもたらされるのか続報を期待して待ちたい。
参考:「Express」、「UFO Sightings Daily」、「ET Data Base」、ほか
※当記事は2020年の記事を再掲しています。
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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