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12代目 210系・2019年(平成31年)発売
代を重ねるごとに長く広くなったカローラ

12代目 210系・2019年(平成31年)発売

「この道狭くなったな…」今の車は大きい?歴代カローラで見るボディサイズの変化
(画像=『MOBY』より引用)

現行のカローラは2019年に日本で発売開始となりました。グローバルモデルと同じTNGAのGA-Cプラットフォームを採用し、全長4,495mm、全幅1,745mm、全高1,435mmとついに3ナンバーサイズへと進化しています。

日本の大衆車としてデビューしたカローラのグローバル展開を進めていった結果、日本で乗るには大きすぎる車になってしまった…と感じるかもしれませんが、現行のカローラは日本向けにボディサイズを少し縮小。グローバルモデルと比較して、全長で135mm、全幅で45mm切り詰められています。

5ナンバーサイズには収まらなかったものの、「日本のカローラ」としてできる限り小さくしようとしたようです。

代を重ねるごとに長く広くなったカローラ

全長(mm)全幅(mm)全高(mm)
初代・10系384514851380
2代目・20系394515051375
3代目・30系399515701375
4代目・70系405016101385
5代目・80系4,13516351385
6代目・90系4,19516551365
7代目・100系427016851380
8代目・110系428516901385
9代目・120系436516951470
10代目・140系アクシオ44101,6951460
11代目・160系アクシオ436016951460
12代目・210系449517451435

歴代カローラのサイズを一覧してみると、代を重ねるごとに全長と全幅が大きくなっていったことがよく分かります。初代カローラから比較すると、全幅は26cm、全長では65cmも大きくなりました。

衝突安全性能を高めるためにボディが分厚くなっていき、その中で室内空間を広くするためにボディサイズ自体を拡大。この繰り返しで、今の車はどんどん大きくなっていきました。

いっぽう、内燃機関で走る車よりも部品点数が少なく済むバッテリーEV(BEV)が今後増えていくことが予想されます。燃料タンクやマフラーなどが必要ないため、BEVはフラットフロアの実現など、室内空間の自由度が高いです。

そのため、これまで拡大を続けていった車のボディサイズは、BEVの普及によって区切りがつくのではないでしょうか。

「大きくなった」と言われ続けているカローラもゆくゆくはBEVになる可能性はあります。「カローラが小さくなった」と言われることが、未来にはあるのかもしれません。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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