AC300&B300のAC出力は? 電子レンジやドライヤーも余裕で動いた!
それではACコンセントを使ったテストを行ってみましょう。「EB3A」や「AC60」では、1,000Wを超えるような家電製品は「電力リフト」機能を使って、なんとか動く感じでしたが、AC300&B300ではどのような感じになるのでしょうか?
まず、ACコンセントでMacbookを充電してみます。すると、62Wで普通に充電されました。まあ、AC300にとってノートパソコン程度は余裕でしょう。
Macbookを充電してみる
次に、大容量電力を必要とする家電製品でテストしてみましょう。まずは、800Wの電気ケトルでお湯を沸かしてみます。しかし、AC300&B300はリフト機能などを使わなくても、821Wの表示のまま普通にお湯が沸騰しました。
800Wの電気ケトルでお湯を沸かす
次は1,200Wのドライヤーでテストしてみます。過去、「EB3A」や「AC60」では電源リフト機能をオンにしてなんとか使える状態でした。
しかも、「TURBO」にしても580W程度に出力を落として動くのがやっと……。MAXパワーの1,200Wでは稼働しなかったのです。
ところが、AC300はさすがに最大出力が3,000Wなだけはあります。最大1,161Wの表示のままTURBOで動作し続けました。これはかなり実用的ですね。
1,200Wのドライヤーを使ってみる
最後は、いよいよ最強の敵・電子レンジでテストしてみます。実は、「EB3A」や「AC60」では電源リフト機能をオンにしても、電子レンジだけはOVER LOARDになってまったく動作させることができなかったのです。
恐る恐る、電子レンジを700Wにセットして電源を入れたところ、AC出力の表示は瞬間的に1,900Wを超え、その後1,664Wで落ち着きましたが、そのまま動作し続けたのです。
この実験で、電子レンジは「EB3A」や「AC60」が、とても太刀打ちできるような相手ではななかったことが、ハッキリと確認できました。
700Wで電子レンジを動かしてみる
最強の敵・電子レンジが安定動作したことで、何か勝ち誇った気分になった筆者ですが、AC300&B300の限界を知りたくなり、悪い考えを実行することにしました。
それは、1,200Wのドライヤー、1,120Wのセラミックヒーター、700W(実質1,600W以上)の電子レンジを同時に動作させるというものです。3つトータルでは3,000Wを余裕で超えるはずですが、AC300&B300がどうなるのか確認しようというわけです。
筆者が会議室で一人で実験しているとき、たまたま入ってきた社員に「ここはマッドサイエンティストの実験室ですか?」と揶揄されながらも、やや緊張しながら3つの家電製品を同時に動かしてみます。
すると、AC出力は2,952W前後をキープしたままで、まったく問題なく動作し続けました。もしかすると、AC300&B300は、ドライヤーの出力を多少セーブしていたのかもしれません。
いずれにせよ、大電力を必要とする家電製品を3台同時に使用しても、まったく問題なく稼働することが確認できたのです。これには筆者も大変驚きました。
なお、AC300&B300の取扱説明書には「使用中の機器の合計電力が3,000Wを超えないようにしてください」と注意書きがあるので、このような実験は行わないほうがいいでしょう。
3,000W以上の家電製品を3台同時に動作させてみる
専用スマホアプリ「BLUETTI」利用で遠隔操作も可能!
BLUETTIのポータブル電源では、専用アプリ「BLUETTI」を利用することで、スマホによる遠隔操作が可能となっています。
利用するときは、スマホのWi-FiとBluetooth機能をオンにしてから、BLUETTIのポータブル電源をスキャン。該当する機種を登録しましょう。
本体の液晶をタッチせずとも、専用アプリを使えばスマホから、AC300の状態や電力使用量の確認、AC・DC出力のオン・オフ切り替えなども可能となっています。
●BLUETTI(公式アプリ)「iPhone」は→こちら ●BLUETTI(公式アプリ)「Android」は→こちら
スマホアプリ「BLUETTI」を利用する手順
まとめ
いかがでしょうか? 今回は本格的な災害対策用としても使えそうなBLUETTI「AC300&B300」を紹介しました。
キャンプやレジャー用の小型ポータブル電源と違い、本体は非常に大きくて重く、値段もかなり高額ですが、今回の実験結果でそれだけの実力を備えていることを確認できたと思います。
これなら、スマホやパソコンだけでなく1,000Wを超えるような大電力を消費する家電製品でも同時に利用できるパワーがありますので、災害対策用としても十分活躍してくれることでしょう。
とはいえ、普通のマンションでは置き場所に困る場合もあると思いますので、購入前に保管場所が確保できるか確認しておきましょう。
ちなみに、BLUETTIでは折り畳み式大容量台車が3万9,999円で販売されていますが、このようなキャリーがあると移動がかなり楽になるでしょう。
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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