北海道全域に生息するエゾリスは、愛くるしい姿で人気だ。だが、道内のある公園では人間による餌付け行為が常態化し、問題視されている。
取材を進めると、餌付け行為が招いた弊害が明らかになって…。
【こちらの記事も人気です】
■「エゾリスにエサをあげないで」
昨年11月、『北海道新聞』でエゾリスに対する餌付け行為の問題が取り上げられた。同紙によれば、北海道帯広市内の緑ヶ丘公園で、エゾリスに餌を与えないよう「野生動物にエサをあたえないでください」と注意喚起する看板を増設したという。
エゾリスは北海道に広く生息し、地元民にとっても、観光客にとってもマスコット的な存在。だが、エゾリスに落花生などをあげる人が後を絶たないのだ。
なぜ、これほど餌付け行為が増えたのか。緑ヶ丘公園を管理するみどりと花のセンターに話を聞いた。