体に筋肉がついてきたことに気づいたとき、全員が同じ反応をするわけではありません。

「すごい、筋肉がモリモリになってきてる!」と喜ぶ人もいれば、「あーあ、ゴツくなってきちゃったな」とがっかりする人もいます。

ですが、誰もが知っておくべきは、筋肉がつくことにはメリットがあるということです。見た目だけでなく、そして見た目に関わらず、です。

体についた新しい筋肉は、健康にとっても、フィットネスの目標にとっても、大きなプラスなのです。というわけで今回は、筋肉がもたらしてくれるメリットを7つご紹介します。

1. 筋肉がつけば力もつく(当然ですが)

私たちのまわりには、見た目よりも力が強い人もいれば、その逆の人もいます。そして、筋肉や力の強さにはいろんな「種類」があるという俗説が生まれました。

たとえば「ボディビルダーの筋肉には、収縮組織ではなく、水か脂肪が詰まっている」というような説です(この俗説がどこから来たのかよくわかりませんが、まったく間違っています。筋肉は筋肉です)。

こんなふうに考えてみてください。筋肉が大きくなれば、収縮する力も強くなります。けれども、その筋肉で何をするかは、スキルの問題です。

たとえば、体操選手は力が強いです。とはいえ、力が強ければ誰でも後方宙返りができるわけではありません。ボクサーも力が強いです。とはいえ、力が強ければ誰でも相手をノックアウトできるパンチを放てるわけではありません。

筋肉を大きくするトレーニングを積めば、力も強くなっていくでしょう。反対に、パワーをつけるためにトレーニングすると、おそらく筋肉のサイズも大きくなっていくはずです。だからといって、自分の望みに反して体が大きくなるというわけではありません。

見た目が「ゴツい」かどうかを決めるポイントは、食事です。けれども、パワーアップと健康増進を目指して体を鍛えていれば、その過程で筋肉が(少なくともちょっとは)ついてくると予想されます。