Midi Healthは2021年の設立以来急成長を果たし、保険適用ケアをアメリカ全50州に拡大。2023年9月にはGoogle Venturesが主導したシリーズAラウンドで2,500万ドルを調達、1年後となる先月9月には6,300万ドルのシリーズBラウンド完了を発表した。

また、このラウンドにはGoogleやApple、Amazon、Meta、Universal Music Group、Warner Mediaの上級幹部も参加。投資家グループには35~60歳以上の女性が含まれ、その4割は有色人種だったという。資金調達を報告するリリースでは、女性たちが笑顔で並んでいる写真が印象的だ。

Midi Healthの初期シード投資家であるOperator Collectiveは、今回ラウンドのためにSPV(特別目的事業体)を設立。Operator CollectiveのMallun Yen氏は、「よくある、いかにもな“ベンチャーキャピタル”界隈外部から、主要業界のリーダたちを意図的に集めました」とコメント。「これは、私たちのユニークな共同ベンチャーモデルの実践を反映するものです」と語っている。

調達した資金は、プラットフォームとスタッフの拡大、臨床医の追加採用などに投じ、2029年までに年間100万人超のユーザー対応を目指すほか、主要なサービスプランの補填適用範囲を全国で拡大する予定。

(文・Techable編集部)