袴田巌さんの無罪が確定しましたが、畝本直美検事総長が発表した談話が話題になっています。畝本検事総長は談話で、静岡地裁が下した無罪判決には論理や経験に反する誤りがあるとしながらも、袴田さんの長期にわたる不安定な状況を考慮して控訴を断念したと述べています。

袴田さんの弁護団は、検察が反省や謝罪を行わず、袴田さんを冤罪とは見なしていない名誉毀損の可能性すらもあるとし、談話の修正と謝罪を求めています。

 

この談話からは、むしろ畝本氏が世の中の批判を恐れて「幕引き」を図ったとしか思えないような状況が読み取れるので、そちらのほうが問題だという指摘も。