20代の8割はSNSのDMを友人と連絡を取る際に利用する傾向

ソフトバンクニュースが2024年3月に発表したコミュニケーションツールをめぐるアンケート結果によると、「電話とメッセージではどちらを選びがち?」という質問に対し、20代~60代の全年齢で約90%がメッセージを選んでいました。

一方、実際使うツールについては20代の26%がSNSのDMを「毎日使う」と回答。さらに「毎日~1年に数回」にまで範囲を広げると80%になります。なお、30代になると「毎日使う」層が15%に落ち込んでいることから、20代が特に多い傾向にあります。

InstagramのDMを日常的に利用するケースも増加

【若者の電話離れ】Z世代に電話嫌いが多いのはなぜ? SNSは使うのに電話は避ける理由
(画像=(「塾マップ」調べ)、『オトナライフ』より 引用)

株式会社SheepDogが運営する塾の比較サイト「塾マップ」が2023年2月に発表した「連絡手段に関するアンケート」の結果によると、10代の男女の12%が友人と連絡を取る際のツールとしてInstragramのDMを使っているそう。

圧倒的に多いのが81%の「LINE」ですが、それに比べると「電話」は5%で、InstagramのDMの方がコミュニケーションツールとして台頭しているのが分かります。

出典元:【塾マップ】

電話は「テキストベースのコミュニケーション」の補完策へと変わっていくかも?

若者の電話離れが進む一方で、電話というコミュニケーション手段が完全に消えてなくなるわけではありません。どちらかといえば電話は「役割が変化していく」可能性が高いでしょう。

たとえば、ビジネスの場での緊急性の高い案件や、複雑な説明が必要な場合など、テキストでは伝えきれない状況において電話が活用されるケースは減らないでしょう。また、重要な商談や交渉の際に電話が必要な場面もあり、「苦手だから」といって若者が電話から逃げることはできないでしょう。

一方、すべての連絡を電話でする必要はないため、年齢層が高い「電話派」も積極的にテキストコミュニケーションを取り入れていくことが大切。今後、ビジネスシーンでも電話とテキストコミュニケーションの併用が増えていくと思われます。

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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