渡邉:1人ひとりの裁量が大きい菊川工業は、若いうちからメイン業務に携わる機会が多いんです。総務部の広報チームに配属された私も、入社して1週間程度で会社のホームページを更新する業務を任されました。

ただ、文系出身だった私は、ものづくり企業ならではの試練を受けることに……。HPに施工事例を掲載するべく社内担当者に取材したものの、飛び交う専門用語のすべてが理解できなかったんです。

参考になるはずの図面を渡されても、当時の私からすれば暗号にしか見えませんでした。

大きなやりがいは努力の先に

ーーー当時は、大変な状況をどのようにして乗り越えたのでしょうか?

渡邉:とにかく、わからないことを1つひとつ調べて解決していくしかありませんでした。新しい知識を吸収するつもりで積極的に現場の方の話を聞くようにしていたら、いつの間にか必要な知識が身に付いていたように感じます。

入社当時のことを思い出すと、あまりにも何も知らない状態すぎて、もはやプレッシャーすら感じられていなかったかもしれません。

むしろ5年目を迎えて責任も伴ってきた現在の方が、1つの記事を出すときに「反応はどうだろう」「誤解を招く表現はないだろうか」など、さまざまなことを考えてしまい大変です(笑)。

ーーーいまの仕事をしていて、やりがいを感じられることがあれば教えてください。

渡邉:広報チームの一員として、会社の魅力を最前線で感じ取れることです。

社員に施工事例のインタビューをすると、大変だったエピソードなどをたくさん聞けるんですよね。同じ建物を眺めていても「あの苦労を乗り越えて完成したものなんだ」と、ものづくりの過程を感じ取れることには、大きなやりがいを感じています。

「今日はこれができた!」そんな毎日を積み重ねよう

ーーー入社してからこれまでを振り返り、前向きに働き続けられた理由にはどのようなことがあると思いますか?