「気付けば、仕事に行かなくて良い理由ばかりを探す自分がいる」
仕事にやりがいが見出せず、消費していくような毎日。会社へ向かう足取りが重くなっている自分にも、なんだか嫌気が差してしまいます。
そんな“明日の仕事が憂うつすぎる”人を作らないため、独自制度を開発し社員のモチベーションを高め続けているのが、菊川工業株式会社です。とくに、社内でオリジナルの資格を作成・取得ができる「社内資格制度」が人気を博しているといいます。
後編では、引き続き広報チームの渡邉さんにインタビュー。大変な状況をなんとか乗り越えてきたというエピソードや、いますぐ実践可能な“明日の仕事が楽しみになる”方法をお聞きしています。
前編はこちら「この資格を作ったの、私です」老舗企業の若手社員が前向きに働き続ける理由とは【前編】
インタビュイープロフィール
渡邉 瑞貴さん
入社5年目
菊川工業株式会社 総務部 広報チーム
ものづくりの“過程”にある魅力を追い求めて
ーーー渡邉さんは、どのような経緯で菊川工業に入社されたのでしょうか?
渡邉:ものづくりの“過程”に力を入れている会社だなと思い、共感したのがきっかけです。
私は子どもの頃から工作やリフォームなど、ものが作られていく様子を見るのが大好きだったんです。そのため、根っからの文系でも、ものづくりに関われる仕事はないかと思いながら就活をしていました。
そのようななかで参加したのが、菊川工業が開催していた工場見学です。完成品にフォーカスするのではなく、作られていく過程を重視する姿勢に感動したことをよく覚えています。
ただ、入社の決め手になったのは、当時いろいろな話を聞かせてくれた社員の方だったかもしれません。穏やかながらも秘めた情熱をもっていることが雰囲気から伝わり、そんな人がいる会社で働きたいと思うようになりました。
ーーー新卒で入社されてからは、どのようなことをしていたのでしょうか?