食用として日本でも食されている野菜、それが「からし菜」です。
しかし、そもそも「からし菜」とはどのような植物なのでしょうか?
今回はそんな「からし菜」について解説します。
ここでは「カラシ」が採れるのかどうかの他「菜の花」や「わさび菜」との違いについても解説します。
目次
・「からし菜」とは
・「からし菜」はこんな植物
・からし菜の旬と選び方に保存方法
・からし菜の種子から採れる「カラシ」
・「からし菜」は種類が豊富!
・からし菜
・わさび菜
・高菜
・同じように春に黄色い花を咲かせる「菜の花」との違い
・菜の花は「アブラナ」
・葉の付き方の違い
・花の違い
・まとめ
「からし菜」とは
ここでは「からし菜」がどのような植物なのか解説します。
「からし菜」はこんな植物
「からし菜」はアブラナ科に分類される植物です。
そのため、キャベツやブロッコリーの仲間となります。
風味としては名前に「からし」とあるように葉にピリッとした辛味を持つのが特徴です。
主に葉と茎が食用にされますが、種子の粉末を「和からし」にして食すこともあります。
このように日本の食卓にも欠かせない野菜、それが「からし菜」なのです。
ちなみに、原産地は中央アジアとされています。
ただ、日本でも普通に見かける野菜の1つです。
日本では明治時代に帰化植物として定着したとされています。
からし菜の旬と選び方に保存方法
ここからは「からし菜」の旬と選び方、保存方法を解説します。
からし菜の旬
「からし菜」の旬は12月~4月とされています。
毎年12月頃から収穫が始まり、4月頃まで市場に出回ります。
特に2月~3月の「からし菜」はハリとツヤがあって美味しいです。
ただし、地域によっては春の5月~6月頃や秋の11月頃も旬とされます。
からし菜の選び方
「からし菜」は葉が濃い緑色でハリとツヤのあるものを選びましょう。
葉から十分なみずみずしさを感じられるものほど新鮮とされます。
ただし、育ちすぎたものは硬く筋っぽい部分もあります。
そのため、茎が太くないものほど口当たりが良いでしょう。
なお、切り口が変色していたり葉がしおれていたりするものは鮮度が落ちているので選ぶ際には切り口も見て判断してください。
からし菜の保存方法
「からし菜」は乾燥すると弱ってしまうので、常温保存には向きません。
保存する際は新聞紙やポリ袋に入れて冷蔵庫に入れましょう。
野菜室などであれば数日は日持ちさせることができます。
軽く水で湿らせてから保存するとより鮮度も保てます。
ただし、そこまで日持ちする野菜ではないので1日~2日で食べきるのがおすすめです。
からし菜の種子から採れる「カラシ」
「からし菜」の種子からは「カラシ」が採れます。
実際に種子を粉末にすると「和からし」になります。
その辛さは「マスタード」などよりも強めで、日本のグルメとも愛想が良いです。