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あとちょっと寄せてくれれば…右左折待ちの位置にモヤモヤ

あとちょっと寄せてくれれば…右左折待ちの位置にモヤモヤ

「ゆるゆるダラダラ止まる車、ぶっちゃけ迷惑!」交差点や信号で見かけるこんなドライバーにモヤモヤ
(画像=©araho/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

交差点で右左折する際には、あらかじめ車両を曲がる側へと寄せておくことがルールです。道路交通法第34条においては、左折の際には「道路の左側端」に、右折の際には「道路の中央」に寄ることが定められていますが、これを実践できていない車も少なくないようです。

「細い道から広い道路へ右折するとき、車線中央に寄らずに待っている車をよく見かけます。そのため、後続車が進めません。これもマナーの欠如でしょうか」(70代男性・会社員)

右折レーンが設置されていない片側一車線の道路で、右折待ちの車によって後続車が進めずにいる状況にはしばしば出くわすことがあります。もちろん、右折待ち車両が十分に中央まで寄せていても後続車が通れない状況もありますが、「もう少し寄せてくれれば進めるのに……」と思ってしまうケースも少なくありません。

右折時の「中央寄せ」はルールでもありマナーでもありますので、徹底してほしいところですね。

さらに、「もう少し寄せてくれれば……」と思ってしまう状況として、以下のような例も挙げられています。

「左折する車が歩行者を待っているとき、必要以上に手前で停車している場面をよく見かけます。横断歩道の手前で止まってくれれば、後ろの車が進めるのですが……」(50代男性・会社員)

たしかに、左折車両が横断歩道の通過待ちをしていることで、直進車が進めなくなっている場面にも数多く出くわすことがあります。ここで指摘されているように、車体前方の距離感が掴めていないためか、横断歩道からかなりの距離を開けているケースもあるでしょう。

一方で、左折待ちの場面で横断歩道との距離を詰める際には十分な注意が必要です。横断中の歩行者がいる状況で勢いよく距離を詰めれば、歩行者にとっての脅威となり、歩行者妨害として道交法第38条への違反に問われる可能性があります。すべてのケースで「すぐにギリギリまで詰めなければ」と考えるのではなく、ケースバイケースで対応していく必要があるのでしょう。

なお、国土交通省の地方整備局における道路の設計便覧によれば、道路左端から左折先の横断歩道までの間隔は「3m〜4m」が標準とされています。これは長さ4.7mの車が左折しようとするとき、後続車の直進を妨げないことを念頭に算出された値であり、多くの乗用車であれば後続車が通れるだけのスペースを空けられると考えられます。

一方で、かなりの長さがある車や、標準値よりも間隔が狭められている交差点の場合には、車体後方が元の車線に残ってしまう場面があると思われます。

ここから、前走車が左折しようとしており、自身がその後ろから直進しようとしている状況では、あらかじめ「スムーズに通り抜けられない可能性」を想定しておくことが望ましいのでしょう。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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