道路上にはさまざまな交通主体が行き交っており、お互いの動きを察しながら動いています。そのため運転時には周囲への注意が欠かせませんが、それだけに他のドライバーに対して「もう少し周りを見て……!」と思ってしまう場面もあるでしょう。
先日MOBYが公開した「モヤッとする他車の運転」に関するエピソードには、そのような不満の声が数多く寄せられました。今回は、他車に対して「もう少しどうにかしてほしい」とする投稿のうち、「交差点」および「信号待ち」に関するものを紹介します。
ゆるゆるダラダラ……止まるならピシッと止まって!
運転操作のなかでも、ドライバーのクセが出やすいのが「ブレーキの加減やタイミング」でしょう。もちろん、気にするほどでもない小さな違いである場合がほとんどですが、まれにクセが強すぎる止まり方をする車を見かけることも。
「赤信号に差しかかった際、かなり手前からブレーキをかけ始め、いつまでもノロノロ動いてダラダラ止まるドライバーを見かけます。後ろで何台もの車がずーっとジリジリ動いていることに気づいていないんでしょうか」(40代男性・会社員)
なるべくアクセルを踏まないようにしているのか、ブレーキをゆるゆるとかけ、かなり長い距離を惰性で止まろうとする車を目にすることがあります。燃費向上のための運転なのかもしれませんが、止まるまでに要する時間と距離が長すぎると、やはり後続のドライバーがペースを合わせるのに苦労するでしょう。
さらに、この「ダラダラ停車」に対しては異なる角度からも批判の声が寄せられています。
「信号が赤になり、前の車がブレーキランプを点灯させたままダラダラ進むことにイライラ。MT車に乗っているので、シフトダウンをしたり半クラを使ったりして調整するものの、結局アクセルを煽らなければエンストしそうになってしまいます。そうなると、まるでこっちが空ぶかしでマナー違反をしているように思われる気がして、釈然としない気分です」(40代女性・会社役員)
MT車に乗っていると、クリープ現象を利用しているAT車の「ジリジリとした速度」に合わせるために絶妙な加減の操作が求められます。ミッション形式を問わず周囲の苛立ちを引き起こすダラダラ停車ですが、MT車の場合にはとくに気苦労が増えるのでしょう。
その他、ブレーキのかけ方に関連した意見として、「止まった後の動き」についての話も聞かれました。
「赤信号で前の車から過剰に距離を取って止まったかと思えば、それからまたジワジワと前の車との距離を詰めていく車を目にすることがあります。一度だけではなく、同じことを次の赤信号でも繰り返していて。『何のために?』とその人に聞いてみたい衝動に駆られます」(60代男性・建築業)
一度止まったと見せかけて、モゾモゾと車間距離を詰めていく車。たしかに見かけることがありますよね。意図を推測しようにも、その行為によるメリットが考えつかず、なんとももどかしい気持ちになります。もしかすると車間距離が掴めておらず、止まってから「もう少し前だった」と調整しているのかもしれません。