注意点2:誰かに話すべきか、秘密を墓場まで持っていくか

高額当せんしたら、このことを誰かに話すか、誰にも話さないか、よく考えてほしい。

あなたが多額のお金を手に入れたことを知った人の中には、純粋にそのことを喜んでくれる人もいるかもしれないが、憎たらしく思ったり、嫉妬したりする人も出てくる。

いずれにしても、それらの人とあなたとの人間関係は、今までとは微妙に、もしくは劇的に変わる可能性がある。現在の人間関係に十分な幸せを感じているのであれば、他の人に当せんしたことを知らせないほうがいいかもしれない。

注意点3:生活レベルを一度上げてしまうと…

たとえば10億円の高額当せんを果たしたとしよう。毎日豪遊することが可能で、移動にタクシーを使うことなんて当たり前になるだろう。飛行機もファーストクラスを躊躇なく使える。

しかし、毎年2億円使えば、5年で当せん金はなくなる。そしてその後も同じ生活をしようとすると、どうにかして2億円を得なければならない。これは難易度が高いことだ。

一度上げた生活レベルを落とすことはなかなかできないのが人間だ。豪遊に慣れ、質素な生活に満足できなくなってしまうと、あなたは人生に絶望してしまうかもしれない。

注意点4:家族と分けたら贈与税が発生する

思いがけず高額当せんしたら、両親への感謝としてお金を渡したい、子どもの将来のために子どもの口座にお金を移したいと考えることもあるだろうが、その場合は贈与税が発生する。

たとえば、『MEGA BIG』で12億円当せんして、両親に1億円を渡したら贈与税がかかってしまう。

贈与税は個人から財産をもらった場合、もらった側が負担する税金だ。当せん金は受け取った人の財産となるため、子どもから親へ、親から子どもへという家族間のやり取りでも、受け取った者は翌年に申告と納税が必要となる。

あなたには関係ない話?

人生が壊れることに比べれば、税金がかかるくらいならまだマシだが、高額当せん後は自らを律し、高額当せん者が陥りやすい落とし穴を知っておくことが肝心だ。

文・MONEY TIMES編集部