「12年間に毎月2回」ものスパンで教会を訪れて講演をした事実、青年部に「説教」をした事実を、萩生田議員は否定していることがTBSの記事でも書かれています。ひろゆき氏の投稿は、このTBS記事や動画の画像を示しながら行われたものです。

その後に書かれている内容は、単発の講演依頼の事実の証明にはなっていますが、「12年間に毎月2回の講演」や「説教」の事実を示すものではありません。

さらに、ひろゆき氏の今回の投稿には、異なる内容があります。

ひろゆきは「教会長と一緒に信者に説教、統一教会の教祖・文鮮明を神様」と言及

ひろゆき氏の発言は、「萩生田氏が教会長と一緒に信者に説教をした、統一教会の教祖・文鮮明を神様と同一視している」という内容であり、このことはTBSでも言われていません。

TBS記事では元統一教会信者の発言であるとする内容に「萩生田さんはその『ご父母様』と言うのですけれど、教祖のこと。」という部分がありますが、この部分からも萩生田氏が文鮮明を神様と同一視しているとは言えません。

萩生田氏が自民党から非公認となるのは政治資金パーティー収入の収支報告書不記載関係

そして、今回の衆議院総選挙において萩生田氏が自由民主党から公認されないこととなった理由は、自民党の派閥の政治資金パーティーを巡って政治資金収支報告書への記載をしなかったことが背景にあり、当該不記載問題に関して政治倫理審査会での説明責任を果たしていないことが重要な要素とされています。

よって、ひろゆき氏の「統一教会とズブズブな議員が認められないのは当然だよね。」という投稿部分は、自民党が萩生田氏を非公認とした理由として統一教会と深い関係にあることによるとした内容であり、この点も萩生田事務所の言う「事実無根の情報」に含まれていると思われます。

したがって、ひろゆき氏の発言はTBS報道よりも更に野放図な内容であるため、萩生田氏がTBSに対して法的アクションを行っていないとしても、それはひろゆき氏の発言の正当性や萩生田氏の行動の矛盾を示すものではありません。