<例2>

訪日外国人旅行者は迷惑な存在だ。日本に来るな。

これは、ありがちな外国人ヘイトです。文化の違いから、迷惑をかける訪日外国人旅行者は確実に存在しますが、そのすべてが迷惑な存在とはいえません。訪日外国人旅行者のマナーは数年前に比べればかなり改善されています。そもそも日本の海外旅行者も、文化の違いから過去に外国で迷惑をかけることが少なくありませんでした。もちろん、訪日外国人旅行者に日本の法律・マナーを守るよう促すことは重要です。しかしながら、日本の法律・マナーを守っている大部分の訪日外国人旅行者を一部の迷惑をかけている訪日外国人旅行者と十把一絡げにするのは偏見に他なりません。

<事例>劣等民族

<事例a>ナチスドイツ・国家宣伝省・指令番号1306 1939/20/24

ポーランド人は劣等民族に等しいことを乳搾り女に至るまであらゆるドイツ人にはっきりと理解させなければならない。ポーランド人・ユダヤ人・ジプシーは同等の劣等レベルにある。あらゆるポーランド人は労働者であれ知識人であれ害虫のように扱われるべきであることをあらゆるドイツ市民の潜在意識に刻まれるまではっきりと説明しなければならない。

It must become clear to everybody in Germany, even to the last milkmaid, that Polishness is equal to subhumanity. Poles, Jews and Gypsies are on the same inferior level. This must be clearly outlined… until every citizen of Germany has it encoded in his subconsciousness that every Pole, whether a worker or intellectual, should be treated like vermin.