■警察は「民事不介入」でほぼスルー
敷地内への無断駐車が所有者にとって迷惑なのは言うまでもないが、その場所が「駐車場」となると、迷惑度は凄まじく跳ね上がる。つまり、お金を払っている「契約者」が利用できず、迷惑な無断駐車ドライバーが得をする…という、理不尽な事態に繋がるのだ。
井草さんは「うちの駐車場は、(お店の)お客様にご利用頂くためのものです。なので営業時間中は開放しており、車が自由にとめられる状態になっております。そのため、とめて他所に行ってしまう方もいますが、それは防ぎようがないと思っています」と説明する。
しかし一方で「どうしても許容できない」無断駐車があるという。同駐車場は夜間、近隣の飲食店に月極で駐車スペースを貸している。つまり、契約者のスペースに、日にちをまたぐ無断駐車がとまってしまうと、本来の利用客に多大な迷惑がかかってしまうのだ。
今回の駐車場所も契約者の利用スペースだったのだが、幸い店が定休日だったため、事なきを得たという。しかし、これはあくまで運が良かっただけ。井草さんは「契約者さんが利用される日だったら、どうしたら良かったのか正解が分かりません」と、表情を曇らせる。
当然、井草さんは過去に警察に相談しているが、「民事不介入」を理由に、期待するような対応は見られなかったという。
ドライバー側にどのような理由や言い分があろうと「無断駐車」は非常に身勝手な行為である。車に乗るためには「まずドアのキーを開ける必要がある」程度の想像力があれば、理解できるはずなのだが…。
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