■始球式での空振りはある重鎮への配慮から

その記念すべき始球式にふさわしい人物として選ばれたのは、早稲田大学創設者の大隈重信であった。大隈のボールはキャッチャーに届くことなく大きく逸れたというが、内閣総理大臣も務めた重鎮である大隈に恥はかかせられぬと、早稲田大学野球部首相で1番打者の山脇さんは意図的に空振りしたのだそう。

つまり、始球式を務めるゲストに恥をかかせないように打者は打たずに空振りをするようになったというのが、現在に受け継がれている始球式での暗黙の了解のようだ。そもそもストライクゾーンにボールが飛んでくるとは限らないわけだが、大隈ほどの人物を眼の前にしてその投球を打ち返せるほどの肝の座った人物は居なかったのではないだろうか。

(文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年7月12日~2024年7月17日
対象:全国10代~60代男女700名 (有効回答数)

提供元・Sirabee

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