■アメリカ・ミネソタ州
2007年、念願の新築に引っ越してきた家族の娘、エミリーは当時3歳であった。
引っ越して間もなく、母親はエミリーが自分の部屋でよく誰かと話していることに気づく。エミリーに携帯電話などは持たせていない。エミリー本人も、後から振り返ってみると部屋の中で青いスーツを着た男とよく話していたことをおぼろげながらに思い出すという。
また別の日に、庭で芝刈り機を動かしていた母親が何気なくエミリーの部屋を窓越しに眺めると、部屋の中にエミリーのほかに青いシャツを着た男が立っているのを目撃した。
エミリーの継父の部屋にも青い男は現れた。ある朝、ベッドで目覚めた継父はベッドの脇に“リトルブルーマン”が立っているのを確かに見たという。そして母親の部屋にも現れる。就寝中に大きな物音で目覚めた母親は、部屋の隅のドアの近くに青い男の姿を認めたのである。
さらにエミリーの妹も地下にある自室でパソコン作業中にリトルブルーマンを目撃した。いずれのケースでもリトルブルーマンはまるで蒸発したかのように跡形もなく消え去ったという。まるで家族の一員であるかのように、この新居で何度となくリトルブルーマンが姿をあらわしていたのだ。