どちらが優秀で
どちらが楽しいのか
コスパの戦いはいかに
結論としては、どちらもイイ。優劣がつけられない。最初は、正直、あの秀逸な熟成を重ねたSV650に勝てるはずがないと思っていた。130台以上、バイクに乗っているがSV650は名車と言って間違いない。
しかし、そこはさすがスズキさん、新型のGSX-8Sも素晴らしかった。ここまで初期型で仕上げてくるとは驚きだった。自在性はもちろん、アグレッシブで軽快なハンドリング。乗りやすい。そして楽しい。
270°クランクのパラレルツインに新たな静寂性と自在性をもたらす次世代のエンジンと感じた。熟成していったら、今後はSV650を超えていくかもしれない。そのくらい完成度が高かった。自在に動き、軽快で楽しい。これが共通している部分。GSX-8Sの方がよりアグレッシブなストリートファイター的な要素がある。コーナリングはSV650の方が少し速い気がした。そこはV型の優位性か。
コストパフォーマンスも優劣つけがたい。もちろん、SV650はコスパ最強だが、排気量UPと電子制御やLED、カラー液晶メーターなどの装備で税抜き100万円を切ってきたGSX-8Sもコスパはいいと思う。楽しさは乗ってもらうしかない。どちらも楽しい。この後のGSX-8Rの登場も、またマシン選びを迷宮入りにさせそうな予感がしている。迷っているうちが一番楽しいかもしれないが。