「九州民にとってのソウルフード」と名高いインスタントラーメン「うまかっちゃん」。
あっさりとしたクセの少ないとんこつ味は、そのままでも十分に完成度が高いのですが、もしもさらにおいしく食べられるアレンジレシピやちょい足しレシピがあるのなら、ぜひ知りたいところ。
そこで、編集部のツイッターアカウントにて質問を投げかけてみたところ、予想を上回る数の意見をいただけましたので、今回はその中から、個人的に気になったレシピを3つ紹介すると共に、実際に作って食べてみたいと思います。なお、その他の意見については記事末尾に掲載します。
■ 炒めた野菜やかまぼこを加えた「ちゃんぽん風」
まず最初に作ってみたのは、うまかっちゃんの具材として、炒めた野菜やかまぼこをトッピングした「長崎ちゃんぽん風」。同じ九州を発祥の地とし、言われてみればスープの色も似ていますが……一体どうなるでしょうか?
キャベツ、玉ねぎ、にんじん、ピーマンをカットしたものと、ちゃんぽん用のかまぼこを、油を引いたフライパンで炒めつつ塩コショウを振ります。軽く焦げ目をつけたらトッピングは完成。
もう一口のコンロではうまかっちゃんをレシピ通りに作ります。器に移し、仕上げの調味油を混ぜたところで、上から具材をトッピング。すると、見た目は完全にちゃんぽんなうまかっちゃんが完成しました。
さて、気になるお味はというと……当然ながら元はうまかっちゃんなので、ちゃんぽんに変化するわけではありませんでした。しかしながら、炒めた野菜にかまぼこ、そして塩コショウで味付けしたトッピングにより、ちゃんぽんを食べているような雰囲気は十分味わえます。
これら具材ととんこつスープの相性は抜群で、そのおいしさには疑いの余地なし。まさに長崎と福岡の「いいとこどり」をしたようなアレンジレシピでした。
■ 必要なのはうまかっちゃんのみ!「まぜそば風」
続いては、うまかっちゃんひとつさえあれば作れるという手軽さが魅力の「まぜそば風」アレンジ。こちらを作っていきます。
作り方は、鍋で湯がいた麺を湯切りし、皿に盛りつけたものに粉末スープと調味油をふりかける、というもの。この時、粉末スープの量を半分ほどにすることがポイントです(全量入れると味が濃くなり過ぎてしまうため)。
そのお味の方は、例えるなら「うまかっちゃん味のカップ焼きそば」といったところでしょうか。半量の粉末でもとんこつの味わいをしっかりと堪能でき、するすると口に運べます。夏場はスープが一層熱く感じてしまうので、この食べ方であれば子どもの昼食等にも気軽に出せそうです。
今回は検証のため、ストレートに作りましたが、カットしたネギを添えたり、ラー油をちょい足しして少しピリ辛にしたりすれば、より本格的なまぜそば風となるでしょう。