防災リテラシーが高い人ほど、モバイルバッテリーを用意している?
ここからは所持率の伸びが大きいスマホ用モバイルバッテリーについて、所持している人の特性を分析した調査結果を紹介していこう。スマホ用モバイルバッテリーの所有率を年代別に見ると、10代が40.2%で最も高く、70代は3割を下回っていたが、20代~60代は大きな差は見られなかった。
またインターネットの利用時間別での調査結果によると、インターネット利用が「1時間未満」でスマホ用モバイルバッテリーを所持している人は28%と比較的低かった。しかし「1~3時間未満」「3~6時間未満」「6時間以上」はいずれも35%前後であり、スマホを長く使っている人がスマホ用モバイルバッテリーを所持しているとは言い切れない。
最後に、防災リテラシーの高さとスマホ用モバイルバッテリーとの相関を確認するための調査結果を紹介する。同調査における防災リテラシーは「助け合いへの考え」や「防災教育・震災伝承への取組」といった全8問の質問結果より、「低い」「やや低い」「やや高い」「高い」に区分されている。結果を見ると、防災リテラシーが高いほどスマホ用モバイルバッテリーの所持率も高く、モバイルバッテリーが災害時に自分や他人を助けると考えている人が多いようだ。
災害への備えとして、懐中電灯や数日分の水、医薬品などを準備しておきたいところだが、実際は家のスペースなどの都合で全てを用意するのは難しいかもしれない。しかし、スマホ用モバイルバッテリーはそれほどかさばるものでもなく、普段使いも可能であるため、持っておいて損はないだろう。
出典元:【モバイル社会研究所】
文・オトナライフ編集部/倉永一郎/提供元・オトナライフ
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