ランボルギーニ初のV10エンジンを搭載した市販車「ガヤルド」

2003年の「ジュネーブモーターショー」で発表された「ガヤルド」は、ランボルギーニ初のV10エンジンを搭載した市販車だった。発売当初から、ランボルギーニにとって驚異的な商業的成功を収め、販売記録を次々と塗り替えた。20周年を迎えたランボルギーニ自動車は、その歴史を振り返り、アイコニックな”ベイビー・ランボ”を祝福する。

フェルッチオ・ランボルギーニは、「より小さい」ランボルギーニ、そして何よりも価格とランニングコストの安いランボルギーニの市場があることをすでに感じ取っており、1970年代の初めに「ウラッコ」の開発を奨励した。

1987年、ランボルギーニはよりコンパクトなランボルギーニを作るため、L140プロジェクトの開発を開始した。何年もの間、いくつかのプロトタイプが開発され、最初はV8エンジン、その後はV10エンジンなど、さまざまな技術的ソリューションが検討された。