できなくなること3:携帯電話端末などの分割払い

最近では携帯電話端末を分割払いで購入する人が増えているが、分割払いで購入する際には、信用情報の確認がある。そのため携帯電話端末の分割払いでの購入ができなくなる可能性がある。

できなくなること4:他人の保証人

ブラックリストに載っている期間は、他人の借金の保証人になれない。保証人は借金している人の代わりに支払う立場のため、保証人になるには審査が必要だからだ。

できなくなること5:賃貸住宅の契約

住宅の賃貸借契約で、家賃保証会社の利用が条件とされている物件では、契約を断られることがある。ただし、連帯保証人を立てることで契約可能な物件や、信販会社系以外の保証会社であれば安定的な収入があれば契約可能である。

ブラックリスト解除までの期間は?

ブラックリストが解除されるまでの期間は、信用情報機関によって異なるが、およそ5年~10年である。この期間は明確ではなく、本人に通知が来たりすることはないため、解除されたのか確認するためには、信用情報機関に情報開示請求をするしかない。

ブラックリストに載ったら早期に解決を!

一度ブラックリストに載ってしまうと、生活するうえで支障も出てくるだろう。ブラックリストに載ってしまったら、その期間は生活再建につなげるための期間と捉え、正常な金銭感覚を取り戻し、借金問題を早期に解決する方法を検討すべきである。

文・井上喜奈子(ファイナンシャル・プランナー)
中央大学法学部卒業後、大手生命保険会社に入社。約7年、生命保険と損害保険のコンサルティング営業を行う。個人営業と法人営業を経験。出産後ライターとして活動している。