たった一年で保険料が15%アップ
年収400万円の保険料が574,760円となり、一年前は49,8274円だったのである。もちろん養う家族がいればもっと増える。
これ以外にも所得税も住民税も年金も取られるわけである。固定資産税や森林環境税、ガソリン税、税金ではないが再エネ賦課金もある。
ただし所得税も住民税も控除(基礎控除、扶養控除、社会保険控除(iDeCoとかも)、医療控除、住宅ローン控除などなど)が色々あるのでこれよりこの年収だと所得税の税率は10%、住民税は一律10%だが実際は10%よりははるかに安くなる。
なぜか健康保険だけ43万円の控除を除いてまるっと所得に保険料率がかかってくるのである。おまけに保険料率は11.82%→13.1%と一年で一気に上っているのだ。
支払い総額では均等割りも含めると15%もの値上げになる。このペースで上がっていけば複利の力で6年で2倍になるぞ。
この状況で世代間対立にするなというほうがふざけるなと思うのである。法律の改正もしないで上げ続けているのだ。厚生労働省こそコウロウ真理教ではないか。
もう一度言おう。年収400万円の保険料が574,760円であり、一年前は49,8274円だったのである。
現役世代は厚労省の暴走に声を上げるべき後期高齢者までまだ時間があるとはいえわたしのようなおじいさんが言っても誰も聞いてくれないかもしれないが、若い人ほど切実な問題になると思うのだが、意外と盛り上がらない。
サラリーマンの知人に聞くと、ほとんどみんなすでに天引きされたものは仕方ないという。与えられたルールで最大限努力するという遵法精神は素晴らしいがそこに付け込まれている気がするのだ。後期高齢者の窓口負担や高額医療制度、コロナ対応を見てもわかるように、医療費を使う方の蛇口は全開どころかもはや完全にぶっこわれているのである。
サラリーマンの入る健保の保険料の計算は国保とは計算方法がだいぶちがう。国保のほうは意図的に計算をわかりづらくしているふしもある。しかしどちらも異常に高いことにちがいはない。マジョリティであるサラリーマンのみなさんには会社負担分などに惑わされず、それこそウォークしてほしいものである。